試合情報

前半戦の最終カードは旭川･スタルヒン球場に乗り込んでのファイターズとの2連戦。1点差を守り切って3対2と先勝に成功しました。

ライオンズに先制点をもたらしたのは、7番･木村、8番･炭谷の思い切りよい攻撃でした。3回、先頭打者として打席に入った木村は、今季初登板の相手先発･木佐貫が投じた初球のシュートを強振。左前安打で出塁します。続く炭谷も、初球、バントの構えからヒッティングに切り替えて三遊間を破る左前安打を放ち、無死1,2塁とします。犠打で1死2,3塁とすると、続く秋山のゴロが失策を誘って先制点につながりました。さらに、1死3塁から2番･金子侑がキッチリと犠飛を放って1点を追加。この2点が、先発･岸を助けました。

その岸は序盤、順調な投球を展開します。3回まで許した走者は大引に与えた四球だけ。1巡目を無安打に抑え込みます。

相手の暴投から1点を追加しリードが3点に広がって迎えた4回は、安打と四球などで1死2,3塁とこの試合初めてとなるピンチを迎えた岸。内野ゴロの間に1点を与えて、なおも2死2塁と得点圏に走者が残ります。ミランダには右翼ポール際へ特大のファウルを打たれたものの、ここでギアを一段上げた岸は、高めに気合の乗った148キロの直球を投じ、ミランダを空振り三振に仕留めて後続を断ちました。

5回を3者凡退に抑えて試合の流れを引き戻した岸は、6回に再びピンチを迎えます。しかし、ここも直球勝負で切り抜けます。2死3塁の場面で、3番･小谷野を高めに投じた147キロの直球で捕邪飛に打ち取りました。

7回は陽に一発を許して1点差に迫られた岸でしたが、8回を103球、被安打3、奪三振7、与四球3、失点2の力投。最終回は高橋の救援を仰ぎましたが、球宴を前に8勝目を手にしました。

3位･ファイターズに4.5ゲーム差となったライオンズ。明日も勝って、3.5ゲーム差に詰めて前半戦を終えたいところです!

-8回2失点、ナイスピッチングでした。

(岸)ありがとうございます。

-今日は屋外の旭川のゲームでした。どんなことを思ってマウンドに立たれたのですか?

(岸)いつも通り自分のピッチングができれば、野手のみなさんが点を取ってくれると思っていたので、思い切って行きました。

-前半戦を振り返ってみますと、ノーヒットノーランもありました。8勝というこの勝ち星について、手応えはいかがでしょうか?

(岸)まぁ、でもここ3試合はちょっとイマイチだったので、とりあえずチームも勝てて、自分も勝てて良かったなと思います。

-旭川は西武ドームに比べるとだいぶ涼しいんじゃないですか?

(岸)はい。だいぶ涼しくて、投げやすかったです。

-チームはオールスター前まで残り1試合となりました。岸さんもこの後、オールスターが控えていますが、今後の抱負をお願いします。

(岸)今日もチームみんなで勝った試合なので、前半戦最後、明日勝って帰りたいと思います。

試合時間はサクッといきましたね。
でも、点を取ったのは序盤だけだったので、追加点が欲しかった。
岸が辛抱強く投げてくれた。
7回まで球数も100球近い数だったけど、8回もいきますと岸が言ってくれた。
ランサムはこの間バントを失敗したので、今日もう1回と思ってバント指示を出した。
浅村はあれだけ振れているので心配ないね。