

vsオリックス 第9回戦
ホーム6連戦も折り返し、今日から首位・バファローズを迎えるカードがスタート。序盤に1点を先制するも9回に追いつかれ試合は延長戦へ。すると1対1のまま迎えた12回に脇谷が適時打を放ち、2対1で勝利。今月に入って早くも3度目となるサヨナラ勝ちを決めました。
この日は7人の投手を投入し、見事な粘り勝ち。12回に登板した中郷が移籍後初勝利を挙げました。また、白星は付かなかったものの、6月1日以来の1軍登板となった先発・岡本洋が熱投を展開しています。
初回は力みがあったのか自らのミスもあって2死満塁のピンチを迎えた岡本洋。しかし、ここはリーグ本塁打王のペーニャを空振り三振に仕留めほっとした表情でベンチへ戻ります。
石井投手コーチが「状態は悪くない」と期待を込めて話したように、これで緊張が解けた岡本洋は躍動感あふれる投球を展開。シュートを効果的に使い2回、3回と3者凡退に抑え序盤を切り抜けると、5回には2死満塁のピンチでT-岡田を打ち取り無失点に。3回に女房役・炭谷のソロアーチでもらった1点のリードを死守します。
その後も7回までスコアボードにゼロを並べ続けた岡本洋。与四球6ながら7回を投げて105球、被安打3、奪三振2、無失点と、首位チーム相手に復活を印象づける活躍を果たしました。
そして勝利を決めた12回の攻撃にも注目です。相手投手・馬原から先頭・森本の四球、4番・中村の安打などで無死満塁とこれ以上ない好機を演出。ここで登場した代打・脇谷は追い込まれながらも150キロの直球を強く引っ張ると、鋭いゴロが一二塁間を抜けてサヨナラの適時打に。歓喜の声が西武ドームを渦巻く中手荒い祝福を受け、4時間を超えるゲームのヒーローになりました。
この勝利で7月は6勝3敗。調子は上向いています。勢いそのままに明日もバファローズを下し、再び連勝をスタートさせましょう!
今日のヒーローはサヨナラヒット、脇谷選手です!



-おめでとうございます!
(脇谷)ありがとうございます!
-全身ビショビショですね。
(脇谷)そうですね。気持ちいいですね!
-ノーアウト満塁、フォークが2球続いた後のストレートでした。打席の中ではどう考えていましたか?
(脇谷)小さく、コンパクトに打とうと思ってました。
-ボールが抜けた時、どんなことを思いました?
(脇谷)このところサヨナラ勝ちが多いんで「絶対ぼくで決めてやる」と思って。抜けたときはすごいうれしかったです。
-7月に入ってサヨナラ勝ちはこれで3試合目になりました。
(脇谷)こんな遅くまでファンの皆さんが応援してくれるので、選手も「何とか!」と思ってやっています。これからも応援よろしくお願いします。
-5月には負け越しの数が最大15まであったのですが、それが1桁まで減ってきました。
(脇谷)選手はあまりそういうことは考えてないので。目の前の一試合一試合を勝つことだけを考えてやっているので、これからまだまだいけると思います。
-脇谷選手にとって、このライオンズというチームで新しい野球人生がスタートすることになりますけれども、今年にかける思いというのはいかがですか?
(脇谷)移籍1年目ですけど、何とかチームに貢献して「脇谷」っていう野球選手をまだまだたくさんの人に知ってもらいたいんで、これからもまだまだ頑張っていきたいと思います。
-もうこのヒーローインタビューに出てくる時から、ライオンズファンの皆さんから本当に大きな「脇谷コール」が起こりました。
(脇谷)すごいありがたいですし、また明日からも必死に頑張っていきたいと思います!
-遅くまで残ってくれたファンの皆さんにメッセージを!
(脇谷)いつも遅くまでありがとうございます。選手もこれからまだまだ頑張りますので、もっともっと熱い応援、お願いします!
ヒーローインタビュー動画
田辺監督代行コメント
負けなくて良かったという気持ちでいっぱいです。バント失敗もあるし、走塁ミスもあるし、ミスが多かったので本当に最後の最後に負けなくてよかった。12回表が終わって「本当に負けなくてよかった」と。あとは12回裏だけですから、こっちの攻撃で何とかというところで選手のみんながよく粘ったと思います。
先頭の森本がよく粘ってフォアボールを選んで、あれが攻撃の流れを持ってきたと思います。中村も最後は強振しないで、なんとかつなごうという気持ちで打った一打だと思います。
岡本洋は久しぶりの登板で緊張もしていただろうし、その中で何とか無失点に抑えてくれたので、次も期待できる登板になると思うのでよかったですね。今日はピッチャー陣がよく踏ん張ったと思います。
(相手のオリックスは)上のチームですからね。こっちはもうチャレンジャーのつもりで戦うのみです。その中で3連戦の頭を取れたのは大きいと思います。
毎日、毎試合、うちは全力で戦うだけですから、頑張ります。