試合情報

昨夜の興奮冷めやらぬ西武ドームでのマリーンズ戦。今日勝てばマリーンズを抜いて4位浮上となる大事な一戦は、序盤に3点を先制されるも打線が奮戦して相手を圧倒。10対5で逆転勝利し、4連勝で4位浮上を果たしました。まずは5得点を挙げた2回の華麗な攻撃を振り返りましょう。

高い盗塁阻止率を誇り、守備の要としてチームをまとめる8番･炭谷。この日は打撃でチームを鼓舞します。0対3で迎えた2回に2死1,3塁で打席に入ると、相手先発･唐川の低めの変化球に誘われ追い込まれます。しかし、続くストライクを取りに来た変化球が甘く入るのを見逃さず、右方向への適時打に。自身4試合連続安打で反撃ののろしを上げます。

その後9番･金子侑の適時打で点差を詰めると、昨日のヒーロー、1番･秋山と2番･渡辺直に打順がまわります。スタンドの大声援を受けた秋山が右方向への鋭いライナーで同点適時打とすると、続く渡辺直は低めの変化球をうまくバットに乗せ、しぶとく左中間へ運ぶ勝ち越し適時打に。渡辺直は「打ててよかったぁ～」と、連日の活躍におどけて見せました。

そして、このイニングで適時打を放っている金子侑は4回にも適時打を放つなどし、この日4安打2打点の大活躍。規定打席には達していませんが、打率を一気に上げて.304としました。期待の若獅子がグングン調子を上げ、上位打線につなげる役割を果たしています。

また、好リリーフを見せた2番手･岡本篤の投球にも注目です。4月以来の1軍登板となる岡本篤は、6対4で迎えた5回にマウンドへ。相手の1番から始まる攻撃を3人で片付けると、続く6回は1死1塁からこの日本塁打を打っているクルーズを併殺に仕留めここも無失点に。相手打線の勢いを止める好投で、自身2年ぶりの白星を手にしました。

「このままでは終わらない。」気持ちを胸に戦うライオンズ。明日もマリーンズを下し、食らいつく相手を突き放しましょう!

-まずは今季初勝利を挙げた岡本篤志投手です。初勝利おめでとうございます。

(岡本篤)ありがとうございます!

-今日、出場選手登録をされてすぐの登板でした。それも、5回という早いイニングでした。どんな準備をしていましたか?

(岡本篤)心の準備だけはしっかり。ファームでもしっかり準備してきたので、良かったです。

-しばらくファーム暮らしでした。ファーム暮らしの中での自分の立ち位置、そして考えていたことはどんなことでした?

(岡本篤)年もいってる方なので。とりあえず、早くチームの力になれるように、と思って毎日過ごしていました。

-そして今日を迎え、2イニングを無失点に抑えました。ご自身のピッチング内容を振り返ってください。

(岡本篤)よかったんじゃないかと思います。勝利に貢献できたことがよかったです。

-今日の勝ち星が、2012年の9月以来となります。しばらく勝ち星がなかったのですが、実感はどうでしょう?

(岡本篤)中継ぎなので、勝ちにこだわりはありません。そこまで気にしてないです。

-久しぶりの勝ち星が、ご自身の中でも乗っていける要素になりそうですか?

(岡本篤)自分自身も乗っていかなければならないと思っているので、これからまたチームの力になれるように頑張ります。

-負け越しが2桁だけではなくて9つと、10を切りました。岡本篤投手の力をもって、借金をなくしてください!

(岡本篤)前半ぼく自身も力になれなかったので、これからチームの力になれるように頑張りたいと思います!


-続いて初の4安打、金子侑司選手です! 今日は振ればヒットが出る、そういう感覚だったのではないですか?

(金子侑)思い切って初球から打ちにいこうという意識が、いい結果につながったので良かったと思います。

-その中でも第1打席のあのタイムリー。スライダーの非常に難しいボールだったように思うのですが?

(金子侑)難しい球だったと思いますが、いいところに転がってくれたのでよかったです。

-金子侑選手は連日早出に取り組んでいます。その成果出た実感はありますか?

(金子侑)毎日バッティングコーチが練習に付き合って指導してくれるので、結果につながってよかったです。

-昨日にしても今日にしても、金子侑選手の出塁が足がかりになっての得点がチームの中に大きな意味を持っていくのではないかと思います。これからの自分が持っているイメージを教えてください。

(金子侑)臆病にならず、どんどんバットを振っていっぱい塁に出てチームの勝利に貢献したいと思います!

-ベースを元気に駆け巡る金子侑選手を期待しています!

(金子侑)明日からも精いっぱい駆け回りたいと思います!

武隈の立ち上がりがちょっとフラフラしていて失点してしまったけど、早い回で逆転してくれた。
今の野手陣は何とか点を取ってくれるだろうと強行、強行で行って、みんな打ってくれたね。
打線は一人一人機能しているので、どこからでも点が入るという事だろう。

金子侑は思い切りプレーしてくれているので、金子自身が良いリズムでプレーできていると思う。
今のところ「恐怖の9番」ですよ。どこかで聞いたことあるけどね…。
7回のメヒアのホームランも相当効いたよ。

篤志(岡本篤)はベテランらしいピッチングで、よく相手の反撃を止めてくれた。
武隈に関してはイニングと球数、失点を考えながらの降板だった。
篤志がよく投げてくれましたよ。

今はチーム全体が一つのものに集中している感じ。
一丸になって向かっていこうという姿勢が出ているので、これを長く維持していきたいと思う。
明日も頑張ります!