試合情報

「ライオンズ･クラシック 2014」の最終日。「このブルーで、負けるわけにはいかない」という強い決意の下で臨んだ試合でしたが、前回登板で今季初完封勝利をマークした十亀が3回途中までに7点を失い早々にマウンドを降りるなど、苦しい展開となります。2番手･武隈の力投で試合は落ち着きましたが、打線の反撃も届かず、同一カード3連勝はなりませんでした。

十亀がまさかの7失点という結果を受け、2番手としてマウンドを託された武隈は、6月21日以来の登板。ビハインドからの追い上げを狙う展開の中でしたが、強力な相手打線に臆することなく、丁寧に打ち取っていきます。2死から走者を出すシーンもありましたが、落ち着いた投球で決定打を許さず、スコアボードに0を刻んでいきました。

6回に3番手･中郷にバトンを託した武隈は、2回2/3を投げ44球、被安打1、無失点という好結果。このまま安定した投球を続け、貴重な左腕としての存在感をこれからも高めていきたいところです。

また今日はルーキー･山川が5番･ファーストでスタメン出場。西武ドーム初登場となりました。しかし第1打席はヘルメットが飛ぶほどの空振り三振、さらに第2打席も空振り三振と快音は聞かれず、チャンスで迎えた第3打席では代打として中村を送られるという、ややほろ苦い本拠地デビューに。プロ初安打もお預けとなりましたが、これを糧に成長を見せてくれるはずです。

次回の試合からはいよいよ勝負の夏場、7月に突入します。月も変わって心機一転、投打ともに引き締めて着実に白星を重ねていきましょう。まだまだ、勝負はこれからです!

(十亀について)
修正できなかった。甘かったし力んでいた。
力めば力むほどボールが真ん中に集まる傾向が出てしまっていた。
ストライクとボールがはっきりしていて、ストレートが甘く入ったところを痛打された。

(山川の交代について)
2つの三振で結果が出なかったので交代した。
ソフトバンクも後ろに良いピッチャーが控えているので、そうチャンスはないと思ったからあの場面で勝負をかけた。あそこは当然代打。

(東浜について)
チャンスはあったけどね。3回の満塁で栗山が併殺で1点しか取れなかったっていうのは痛かった。あの場面は2点、3点ほど取っておけたら。

自力Vが一度消えてしまったことは全く関係ない。