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2014.06.13 FRI
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vs広島 第4回戦

昨日の終盤に生まれた勢いが、そのまま表れた試合となりました。4回に2点を先制すると、6回には中村の自身通算250号となる本塁打などで5点を追加します。守りでは6人の投手陣が完封リレーを演じて7対0で快勝。チームは3連勝となりました。まずは、捕手・岡田との息の合った投球術でプロ初勝利を飾った先発・藤原の活躍を振り返りましょう。

藤原は持ち味である左右へ散らす変化球に加え、この日は140キロ台中盤の直球にも切れがありました。緩急と高低差を使って序盤を無失点に抑える藤原に「この前先発したときより落ちついている」と石井投手コーチも評価します。

調子を崩さない藤原は4回、5回と連続で3者凡退に抑えましたが、6回に不運な当たりもあり1死1,2塁とされたところで降板。5回1/3を103球、被安打3、奪三振4、与四球2、無失点と粘り強く投げ、笑顔でお立ち台に上がりました。

打撃陣では、まずメヒアの一発を振り返ります。0対0で迎えた4回。1死1塁で打席に入った5番・メヒアは「ストレートのインコースを待っていた」と振り返る通り、相手先発・戸田の内角寄りの直球を振り抜きます。豪快なスイングで捉えた打球は快音を残し、左中間スタンドの最上段へ飛び込む特大の5号2点本塁打に。2試合連続となる一発で先制点をもたらしました。

そして、メモリアルアーチを放った中村の打撃にも注目です。2対0で迎えた6回に無死1,2塁として打席に入った4番・中村は、相手投手・中崎の球を引っ張ります。高く上がるライナーはレフトポールの上空を通過する12号3点本塁打に。これが自身通算250号となり、スタンドからは大きな声援が送られました。

明日からは西武ドームにタイガースを迎えるカードとなります。前回甲子園で圧倒した相手を、再びねじ伏せましょう!

今日のヒーローは、メヒア選手と藤原投手です!

-まずは先制の2ランホームラン、メヒア選手です! ナイスバッティングでした!

(メヒア)サンキュー!

-大きな当たりで、スタンド上段に飛び込んでいきました。手応えはいかがでしたか?

(メヒア)インコースのまっすぐを待っていたということもあったので、しっかりボールを捉えて場外まで飛ばしました。やっぱりチームが勝つことが一番なので、自分のホームランによってチームが勝つことができて本当にうれしいです。

-2試合連続のホームランです。パワーを見せつけてくれていますね。

(メヒア)勝つことがチームに一番必要なことなので、それで2試合連続ホームランを打てたということがとてもうれしいです。まだ85試合残っているので、これからまだまだ勝ちたいと思います。

-そして、藤原投手のプロ初勝利のプレゼントにもなりました。

(メヒア)良平さん(藤原)がすごくいいピッチングをしていたので、自分のできることをした結果、ああいう形で後押しできたのでよかったです。

-これからの活躍を期待しているライオンズファンに、日本語でメッセージをお願いします!

(メヒア)レッツゴーライオンズ! ガンバリマス!

-おめでとうございます! まずはお1人目、メヒア選手でした!

(メヒア)アリガトウゴザイマス!


-続きましてプロ初勝利を挙げました、藤原投手です! おめでとうございます!

(藤原)ありがとうございます!

-まずは、今のお気持ちからお聞かせいただけますか?

(藤原)ちょっと何て言っていいか分からないですけど……。プロに入って7年目、やっとお立ち台に立つことができて、すごくうれしいです!

-この大きな歓声、どのように届いていますか?

(藤原)今までチームの役に立てていなかったので、ファンの皆さんの声援がありがたいと思います。

-今日は先発2試合目のマウンドでした。どんな気持ちで臨んだのでしょうか?

(藤原)前にカープ戦で投げて負け投手になってしまったので、同じ相手に2回やられるのは嫌なことなので。どうしても今日は勝ちたかったです。

-その思いの中、今日のピッチングを振り返っていかがでしたか?

(藤原)先発をしたんだったら、もうちょっと長いイニングをしっかり投げられればと。そこが悔いが残ります。

-その後はどんな思いでゲームを見守っていらっしゃいましたか?

(藤原)バッターの方が最近調子がよく点を取ってくれたので、安心して見ていました。

-7年目でつかんだ初白星。いろいろなことが思い起こされると思うのですが。

(藤原)中継ぎでの1勝よりも、先発で勝ち取った1勝というのは、ぼくにとってすごい自信にもなりますし、これからもどんどんチームに貢献できるよう頑張りたいと思います。

-受け取ったウイニングボール、感触はいかがでしょうか?

(藤原)いつも投げているボールと一緒ですけど……。やっぱりうれしいです!

-このボールはどうされますか?

(藤原)ありきたりですけど、父親が病気で入退院を繰り返しているので、父親にあげたいと思います。

-お父様にとっても素敵なウイニングボールですね。

(藤原)そうですね。喜んでもらえればいいと思います。

-たくさんのファンの方が見守ってくださいました。喜びの報告をお願いします。

(藤原)今日の1勝に満足せず、これからどんどんチームの役に立てるよう、頑張ります! 応援よろしくお願いします!

ヒーローインタビュー動画

田辺監督代行コメント

藤原良平が意外と言っちゃ悪いかもしれないけれど、良い投球をしてくれた。
先発マスクの岡田が予想以上に良い働きをしてくれたので、攻撃の方も良いリズムができたのだと思います。

藤原は試合前に何とかゲームを作ってくれと念を押したら、その通りにゲームを作ってくれました。
岡田も新人ながらよくリードしたと思います。

(6回の継投について)藤原の後に行ったピッチャーも場面場面で良い仕事をしてくれた。今日はみんなナイスピッチングでした。

メヒアは貴重な一発だった。野手みんなが良い仕事をしてくれたので7点という結果になったと思います。

(中村の通算250本塁打について)その前にチャンスで打てていなかったので、彼も必死でボールに食らいついていた。良かったですね。

今のところ良いバランスで攻撃と守備ができているので、何とか維持してひとつひとつ勝っていきたいと思います。

試合ダイジェスト

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