

vs東京ヤクルト 第4回戦
蒸し暑さの出てきた神宮でのスワローズ戦は、終盤に昨日に続く「雨の神宮」へ様変わりしました。初回に2点を先制した後1点を返されるも、5回に中村の本塁打で加点。強力な燕打線の反撃を受け再び1点差に迫られますが、降雨での中断を挟み迎えた8回にダメ押し点を挙げ5対2で勝利しました。粘り強く投げた先発・十亀が6回2失点とし、今季3勝目をマーク。高橋は節目となる10セーブ目を挙げました。まずは、この日計16安打を放った打線の中、3打点の活躍でチームを勢いづけたキャプテンの打撃を振り返りましょう。
球の走らない相手先発・ナーブソンの立ち上がりを攻め、1番・秋山の安打の後2番・渡辺がバスターエンドランを決め無死1,3塁と好機を拡大します。ここで打席に入った3番・栗山は、低めの変化球を流し打ちし、左翼を襲うライナーに。電光石火の3連打で先制点を奪います。
3対2で迎えた8回には、雨足の強い中渡辺が相手投手・松岡からよく粘って四球を選ぶなどし、2死満塁の好機。ここで栗山の放った打球は一二塁間をしぶとく破り、ダメ押し点となる2点適時打になりました。「中断中もずっと応援してくれたファンの皆さんのおかげです」と、雨の中送られた声援に見事応えた栗山。自身の連続試合安打も12に伸ばし、気温の上昇とともにバットを握る手も温まってきています。
また、自身3試合連続弾となる一発を放った、中村の打撃にも注目です。2対1で迎えた5回、カウントは3-0でしたが、ナーブソンの高めに入った直球を果敢にも振り抜きます。完璧にミートした打球は神宮の夜空に高々と上がり、左翼席上段に突き刺さる特大の11号ソロ本塁打になりました。主砲の存在感が、対戦する相手にとって大きな脅威となっています。
次の試合は3日後に西武ドームで迎えるカープ戦となります。調子の上がらない相手を容赦なく仕留め、白星をつかみ取りましょう!
今日のヒーローは3打点の活躍、栗山選手です!
-まずはお疲れさまでした!
(栗山)ありがとうございました。お疲れさまです。
-まずは1回のタイムリーですね。あの打席の出来というのはいかがでしょうか?
(栗山)「もうちょっとキッチリとした犠牲フライにならへんかな」と思いながら打球を追っていたら、ヒットになってくれましたね。良かったです。
-そして最後の打席ですね。約30分間の中断がありました。この後に8回裏の攻撃となりましたが、あの打席はどんな気持ちでバットを振ったのでしょうか?
(栗山)1点差だったので、とにかくランナーをかえすこと。1点差だと何が起こるかわからないので。中断の間にスワローズの応援団の方から僕の応援歌を流して頂いて、非常にうれしかったです。ライオンズファンにも、スワローズファンにもいいバッティングを見せたいと思って、いいバッティングができました。
-その結果、見事なタイムリーでした。あれでチームも本人も大分楽になったと思います。振り返っていかがでしょうか?
(栗山)チャンスをつぶす場面もありましたし、チームはとにかく勝っていかなくてはならない状態です。追加点は何点あってもいいので、良かったですね。
-これでご本人も12試合連続でヒットが続いています。現在のバッティングの状態はいかがですか?
(栗山)まだまだ納得するようなバッティングではないですけど、徐々に状態をしっかりと上げていきたいなと思います。
-それでは最後にファンの皆さん、今日はスワローズのファンの皆さんにもメッセージをお願いします! 一つよろしいですか?
(栗山)雨も中断もありましたし天気予報が悪い中、僕たちはファンの皆さんの前でプレーさせて頂いて本当にありがとうございました! 次も頑張りますので応援よろしくお願いします! ありがとうございました!
-今日のヒーロー、栗山選手でした!
田辺監督代行コメント
十亀はねばったけどね。
中村のホームランは大きかった。
中断の後、栗山のタイムリーも大きかった。
次は連勝目指します。
この雨の中、応援してくれたファンの方に感謝しています。