

vs東京ヤクルト 第2回戦
昨日の試合では初回にリードを奪われましたが、今日のスワローズ戦ではその雪辱を果たし、初回に主導権を握る展開に。いきなり5点を奪うと、その後も打線が加点します。終盤に相手の猛追を受けるも何とか逃げ切り、12対8で勝利。両軍合わせて29安打の乱打戦を制し、交流戦初白星を手にしました。
昨日支配下選手登録後1軍初出場を果たしたアブレイユ。今日も7番・右翼で先発出場すると、初回からバットと走塁で潜在能力の高さを見せました。
初回に相手先発・ナーブソンに対し4番・中村が5号3点本塁打を放ち先制。主砲の一発で勢いに乗ったのか、その後6番・浅村の二塁打で2死2塁とし、アブレイユが打席に入ります。ここで、初球高めに浮いた変化球を迷うことなく振りにいきます。低いゴロとなった打球は三遊間を抜ける初安打、初適時打に。出塁したアブレイユは脚力の強さを実証するかのように快足を飛ばし、初の盗塁も成功。その後の炭谷の適時打では一気に本塁へ生還するなど、攻走で文句なしの活躍を見せました。これには「初めてのヒットと、初めての打点が同じタイミングだったのでとてもうれしいです。 盗塁も成功したのでもっとうれしい」と、喜びを語ります。
アブレイユは5対1で迎えた3回にも中前に落ちる貴重な適時打を放ち2打点目。浅村が8号3点本塁打を放つなど10対2とリードを広げた4回には、右中間を破る長打を放つと、スピードをグングン上げていき勢いよく3塁ベースへ到達。この快足ぶりにはスタンドのファンもどよめきの声を上げました。6回にも三遊間をしぶとく破る適時打を放ち、この日4安打3打点。新戦力の躍動を目の当たりにしたファンの心を鷲づかみにしました。ライオンズの「秘密兵器」が第2の「救世主」へ、早くもその真価を発揮しつつあります。
他の打者では中村が2安打4打点、浅村が2安打3打点、メヒアが4安打1打点と、中軸を任される打者たちが活躍。12球団屈指の燕打線を上回る攻撃を見せました。
明日からは広島に移動し、セ・リーグ首位のカープと相対します。意気揚々と敵地に乗り込み、再び猛打を爆発させましょう!
今日のヒーローは、メヒア選手、アブレイユ選手です!



-8回に貴重な追加点。エルネスト・メヒア選手です。ナイスバッティングでした!
(メヒア)アリガトウゴザイマス!
-8回、貴重なタイムリーとなりました。打席での思いを聞かせてください。
(メヒア)準備の時から状態が良かったので、結果が出てチームも勝ったのでとてもうれしいです。
-そのヒットを含む4安打。来日初の猛打賞です。お気持ちいががですか?
(メヒア)たくさんのヒットが打ててとてもうれしいです。自分のヒットもそうですが、もっとチームが勝てるように貢献していきたいです。
-5月15日に登録されてから毎試合のヒット。ここまでの要因はどんなところでしょうか?
(メヒア)毎試合毎試合、もっと集中してヒットが打てるように、これからも頑張りたいです。
-ホームでのお立ち台となります。違ったものはありますか?
(メヒア)初めてなんですが、とてもうれしいです。またここに立てるように頑張ります。
-応援してくださるたくさんのファンに、メッセージをお願いします!
(メヒア)チームが勝てるようにこれからももっと頑張りますので、お客さんも球場に足を運んで下さい!
-続いて、大声援に迎えられました! アブナー・アブレイユ選手です! 素晴らしい活躍でした!
(アブレイユ)ありがとうございます!
-まずは初ヒットからうかがいましょう。どんな思いの打席でしたか?
(アブレイユ)ずっと1軍でプレーをしたいと思ってここまで来たので、とてもうれしかったです。
-初ヒットの感触はいかがでしたか?
(アブレイユ)これまでやってきた中で、一番の感触でした。
-その後初盗塁も決めて、今日は5打数4安打3打点、初の猛打賞! どんな一日と言えそうですか?
(アブレイユ)うれしすぎて言葉が見つからないくらいなのですが、毎日自分がチームの勝利に貢献できるように頑張っていきたいです。
-2012年にテストを受けてからここまで、どんな道のりだったのでしょうか?
(アブレイユ)2軍でずっと過ごしてきたのですが、日本の野球に慣れるために必要な時間だったのかなと思います。
-それを支えたのはどんなことですか?
(アブレイユ)チームスタッフ、特にコーチの方は自分が助けを必要な時にそばにいてくれて、すぐ手助けをしてくれたので、コーチのおかげだと思っています。
-初のヒーローインタビューはいかがでしょう?
(アブレイユ)とても不思議な感じがしますけど、大好きです。
-それでは最後に今日の活躍を一緒に喜んでくださったファンの方に、日本語で一言お願いします!
(アブレイユ)ガンバリマス!
ヒーローインタビュー動画
伊原監督コメント
テレビなどで見ていて、スワローズの打線はすごいなと思いながら見ていた。
昨日、今日とすごい打線だった。
この前のイーグルス戦も今日もだけど、ウチの打線は左ピッチャーに対して強いところがある。
今日は結構打ってくれるのではないかな、という予感はしていた。
その通りになってくれたね。
アブレイユは遠い国から日本に来て、2年間育成で苦労してきた。
「いつかは、いつかは」と晴れの舞台に立って、アドレナリンが出ていたと思う。
うまく使ってあげれば、どんどん乗ってくるはず。
今日は最初に点を取りましたからね。
岸だっていつも0点、1点で抑えられるわけではないから。
しかも相手は強力なスワローズ打線。
岸にはだいぶ野手も借りはあるから、今日はその借りを返せたんじゃないかな。
負傷降板した豊田は打撲だと思いますけどね。
打撲だったら2、3日使えないけれど、大事に至らないように願っている。
明日からは敵地に乗り込んでのカープ戦だけど、カープだからどうこうというのはない。
どのチームも一緒。
いつも言うように全員で、全力で戦っていくだけです。