

vs福岡ソフトバンク 第8回戦
屋根を開いたヤフオクドームでのホークス戦。6回に秋山の適時打で2対2に追いつき、同点で終盤に入ります。しかし、8回に内川の犠飛で勝ち越しを許し、2対3で敗戦。1点を争う勝負を制すことはできませんでした。その中で、今季初先発の十亀が力投を見せています。
十亀は1回と2回に走者を置くも、持ち味である打たせて取る投球でどちらも併殺に打ち取りピンチを広げません。3回には140キロ台中盤の直球で押していき3者凡退に抑えるなど、今季初先発ながら冷静に投球を組み立てます。これには清川投手コーチも「打者をよくみて緩急を使い分けている。ボールの高さ低さもしっかり投げ分けている」と、先発らしい頭脳的な投球術を評価します。
4回に李大浩に失投を捉えられ2点本塁打を打たれた十亀ですが、これで崩れることはありません。その後味方が反撃を見せる中、5回、6回とそれぞれ3者凡退に抑え流れをつくります。100球を超えた7回には2死1,3塁のピンチを迎えますが、代打・江川を空振り三振に仕留めて窮地を脱出。7回を115球、被安打6、奪三振2、与四球2、失点2と、久しぶりの先発マウンドで持てる力を発揮しました。
また、打撃で魅せた炭谷の活躍も振り返りましょう。0対2で迎えた5回。打線はここまで相手先発・中田の前にわずか1安打に抑えられていましたが、ここで8番・炭谷は真ん中に浮いたフォークを見逃しませんでした。「変化球をうまく打てました」と振り返った通りジャストミートした打球はライナーとなり、左翼席に飛び込む1号ソロ本塁打に。ここまで打線が苦しんできたフォークの失投を捉え、反撃ののろしを上げました。
明日はカード勝ち越しをかけた戦いとなります。先発・菊池が復調を見せ、チームを勝利へ導きましょう。
伊原監督コメント
チャンスで1本出ていれば良かった。
十亀は先発で問題ないね。今日ぐらい投げてくれればいい。今日は負けも付かなかったからね。
ウイリアムスはフォアボールだけですね。セットアッパーを任せているから、右打者も左打者も関係ないですよ。
競った試合をものにしていかないと浮上するチャンスが来ませんね。