

vs千葉ロッテ 第4回戦
西武ドームに移って迎えた勝負の先発は、昨季マリーンズに5勝1敗と相性の良かった野上。しかし中盤に打ち込まれてしまい、2対6で敗れました。木村が鮮やかな先制打を放っただけに悔やまれます。
0対0で迎えた3回。相手先発・古谷に対し2死1塁とすると、2番・木村は初球の真っすぐを振り抜きます。痛烈なゴロが3塁線を破ると、処理の難しいクッションボールとなる間に、1塁走者が生還。打った木村も3塁へ到達します。「つなごうと思って打席に入りました」という意識が、先制点に結びつきました。
左方向への当たりで3塁へ到達する足を持つ木村。この後も俊足ぶりを生かします。7回に2塁への盗塁を決めると、浅村の三ゴロで1塁へ送球する間に、3塁へ到達する好走塁。高い集中力で、持てる技を存分に発揮しました。
さらに、キャプテンマークを背負う3番・栗山の活躍も振り返りましょう。打率1割台と本来の調子には至っていない栗山ですが、この日は初回に5試合ぶりとなる安打を放ちます。
これで手応えを感じたのか、1対5で迎えた5回には1死1,2塁の好機で、古谷の直球を捉えます。鋭いゴロは投手をかすめて中前へ転がる適時打に。「いいタイミングで、いいスイングをすることを考えて打席に入りました」と振り返った当たりで、4月9日以来と久しぶりの打点も記録しました。4番・浅村が好調なだけに、その前を任される栗山の復調が待たれるところ。今日の活躍を機に、勝負強さを取り戻していきましょう。
同一カード3連敗を喫するわけにはいきません。明日の先発・岡本洋が復活を告げる好投を見せ、チームを押し上げましょう。
伊原監督コメント
(野上について)
今日はちょっとボールが甘くいきすぎましたね。
今日まで良かったけど、いい時ばっかりじゃない。
3回まではわりときてたんだけど4回にあの場面で一呼吸遊んだからエラーが出た。
今は点が取りづらい状態だからしっかり守っていかないと。
ちょっとした守りで得点3点に結びついたことは間違いないことで、本人も分かっていると思う。
こういうミスは今の状態ではちょっと苦しい。
3点取られたその後の次の点が余計だった。
向こうも四球を出してくれてチャンスはあったんだけど、いつも肝心要のところでつながらない。
やっぱり見逃しの三振して帰ってくるバッターでは、なかなか勝ちにつながってこない。
(栗山について)
力はある人だから、これから少しずつ打ち出すでしょう。
4月はなんといっても我慢我慢、我慢大会です。
帰ってくる人が帰ってくるまでね、やっぱり我慢の連続だと思う。