試合情報

今季初となる県営大宮球場での一戦。　今季2度目となる牧田と涌井の両先発による対決となりますが、守りのミスが失点につながり、2対3で接戦を落としました。

先発･牧田は立ち上がりから持ち味である緩急自在の投球を発揮。しかし、3回に鈴木の痛烈なライナーがグラブのあたりを直撃し、一度ベンチへ下がります。それでも再びマウンドへ戻った牧田は2本の安打でピンチを迎えますが、続く井口を早めに追い込み、最後は緩い変化球で翻弄し無失点に。清川投手コーチもこの投球術を「打者の心理を感じて投げている」と評価します。

4回はバックのミスをきっかけにピンチをつくるも、ストライク先行の投球で最少失点にしのいだ牧田。しかし、5回には今江の適時二塁打で同点とされると、その後守りが乱れ勝ち越されます。

相手打線の勢いは続き、6回には1死3塁のピンチ。牧田の球数はすでに100球を超えていましたが、ここで吉田の内角を攻めた後、最後は外角へのスライダーで打ち取ると、続く根元の二遊間を襲うライナーは二塁手･浅村が飛び込んで捕球。浅村の好守に助けられると、7回は3人で片付けここで降板。7回を122球、被安打9と苦しむも、無四球でリズムをつくり、自責点は1と粘りを見せました。

打撃で活躍したランサムと浅村についても振り返りましょう。1対1に追いつかれた直後の4回。4番･浅村の安打などで2死2塁として打席に入った6番･ランサムは、相手先発･涌井がこの回逆球が増えてきたところを見逃しません。内角へ入ってくる緩い変化球を捉え、痛烈なライナーが左翼を襲う適時二塁打に。「しっかりいい球を待って強くたたくことを意識した」と話した通りの打撃でした。

また、初回に先制打を放ち今季10打点目を記録した浅村が、2試合連続となる3安打猛打賞を記録。4番のバットが好調なだけに、明日の西武ドームでの勝負は攻撃をつなげていきましょう。

(守備の乱れがあったが)
風のイタズラか…。点が取れないからそういうミスをしたらダメですね。

(相手先発の涌井について)
前回と比べてもそんなに…。ただうちが良いところでタイムリーを打てなかった。
(涌井は)前回も良かったからね。

(試合前のミーティングで喝をいれるようなことは？)
喝なんかいれないですよ。対戦カードが一回りしたから各ポジションで色々な見方があると思う。
今日から二回りということで、また気分新たにしてやっていこう、と伝えました。

(牧田について)
なんだかんだ言ったって、3点に抑えているから良く投げましたよ。
打球を受けた影響はないでしょう。左手だから良かったです。

打線が援護できないのはいつものことだから。なんとか発奮してもらいたいんだけどね。
故障者のことを言ってもしょうがない。現状の戦力で戦うしかないわけだから。
その中で何かを見出してやっていかなければならない。
現状、戦っている選手にがんばってください! とお願いするしかないです。

昨年出ていた栗山とか秋山あたりが1割台の低迷にあえいでいる。
彼らに1本、良いところで出ればいいんだけどね…。
今日も何回もチャンスが彼らのところにあったんだけど、浅村以外、3番･5番が機能していないんでね。
代わりがいないから外すわけにはいかないしね。彼らがちょっとしたきっかけで、やってくれると思います。
彼らは悔しくてしょうがないでしょう。

(今日は知っているからこそ涌井投手に攻められた？)
それは関係ないでしょう。涌井だってうちのバッターと対戦したことないんだから。
それはお互い様ですよ。
うちのバッターだって涌井涌井言うけど、対戦してないんだから全然分からない。
この前は初めての対戦で、同じチームだったと言っても、どんなボールを投げるかは実際に打席に立ってみないと分からないですよ。
バッターというのはね。