vs楽天 第3回戦
ホームでの開幕3連敗だけは避けたいイーグルスとの第3戦。浅村にチーム初となる本塁打が飛び出すなど収穫はあったものの、序盤の守りの乱れが響き1対7で敗戦となりました。敗戦投手にこそなりましたが、オープン戦で好投を続けた先発・レイノルズが来日初登板で粘投を見せています。
立ち上がりはバックのミスも絡み2回までに3点を失ったレイノルズ。しかし、清川投手コーチは「ボールそのものはオープン戦の時と変わらず非常に良いと思う」と話すように、徐々に調子を取り戻します。3回はジョーンズを併殺に打ち取ると、続くユーキリスには外角いっぱいに決まる緩いカーブで見逃し三振に。多彩な変化球でスイングを誘うだけでなく、ここぞの場面で制球力も発揮します。
この日のレイノルズは5回途中で100球を超えるなど球数を要しましたが、3回以降は得点を許さない我慢の投球を展開。6回を投げて122球、被安打7、奪三振6、与四死球3、失点3、自責点0という内容に。毎回安打を許すも2つの併殺を記録するなど、走者を出してからの粘り強さを見せることができました。
開幕から2試合本塁打のなかった打線。待望のチーム初本塁打は、やはり4番のバットから生まれました。
0対3で迎えた6回、相手先発・辛島に対峙した4番・浅村は、「思い切り振った」と振り返るように、真ん中に入った球をフルスイングします。高く上がる打球は右中間へ伸びていき、フェンスを越える1号ソロ本塁打に。反撃を展開できず重い空気の漂っていたチームに、勢いをもたらしました。
あさって、QVCマリンに舞台を移して行われるマリーンズとのカード初戦では、流れを変える今季初白星を挙げましょう。
ヒーローインタビュー
該当なし
伊原監督コメント
(序盤の守備について)
あまり慣れていないところでよく起こるプレー。ファースト、セカンドとあまりやったことのない選手だからね。こういうプレーが出ないと痛さが分からないので、なかなか上手くなってはいかない。今はちょっと苦しい時期ですが、彼にとっては良い経験でしょう。
(3連敗だが)
長いシーズン144試合の中では途中で5連敗することもあるだろうし、はたまた10連敗することもあるだろうしね。開幕から早めに連敗が出たと言うことで良いんじゃないですかね。選手はこの連敗で締まってくるのではないかと思いますよ。野手が5点6点取って投手が2点3点以内に抑えれば良いのだが、その歯車が今はかみ合っていない。
(レイノルズについて)
コントロールは良いし、十分いけると思いますよ。
(秋山の途中交代について)
1戦目2戦目と皆さんご覧のようにちょっと打てる感じがしないので。今日の1打席目もバッティングコーチから指示を出しているにも関わらず、腰の引けたようなバッティングをしているようじゃね。1打席で代えようと思ったのだけど、もう1打席立たせてみたが同じ結果でこれ以上打たせてもね。
(チームの元気がない)
それは負けていたら元気はないよ。勝っていたら元気あるしね。チームはえてしてそういうものだから。
(浅村に一発が出た)
四番に一発が出たのでね。これで浅村まで調子が上がらなかったらと言ったところで四番が打ったので、あさってからはしっかりできるんではないかと思います。
(打順のテコ入れは)
したくはないですよね。最低10試合くらいは。1人2人の入れ替えはあっても基本は変わらない。
(35年ぶりの開幕3連敗)
自分がバリバリの現役だった時代だね。あの時は12連敗したけどそれはないから。あの時とは投手陣のレベルが違う。
試合ダイジェスト