

vs阪神 オープン戦第1回戦
最終回にタイガースに追いつかれ1対1の引き分けとなるも、投打において大きな収穫がありました。まずは、昨日の試合で犠打を失敗しわずか1イニングで交代を命じられた熊代が、その伊原監督の叱咤に見事応えています。
タイガース先発・榎田の前に4回まで1安打に抑えられ、0対0で迎えた5回。2死2塁の好機としたところで2番・熊代が打席へ入ります。ここで榎田の低めの球を捉えた飛球は、左中間を深々と破る先制適時二塁打に。さらに、相手守備がもたついたところを見逃さず、熊代は3塁を陥れました。打撃だけでなく、足を使った隙の無いプレーでも力を発揮しています。
投手陣では、新助っ人・レイノルズが西武ドームに初登場。その投球を振り返りましょう。
先発として登板したレイノルズは、2メートルを超える長身。角度のあるボールに加え、打者の手元で変化をつけて初回を難なく3人で片付けます。
その後もストライクゾーンを確かめるように、的を広く使って投げていくレイノルズ。多彩な変化球で相手打者を次々と打ち損じさせていくと、4回の1死1,2塁のピンチでは福留を緩いカーブで空振り三振に仕留めるなどして無失点に。安定した制球力を披露し、得点を与えません。
レイノルズは続く5回を完璧に抑え、ここで降板。5回を88球、被安打3、奪三振4、与四球1、無失点と申し分ない内容となりました。先発として期待される即戦力が、しっかり結果を出しています。
あさってのジャイアンツ戦では投手陣だけでなく、打者陣のさらなる奮起にも期待しましょう!
伊原監督コメント
(熊代について)昨日の今日ということは関係ないんです。並のセンスとは違うんだから、彼は持ってます。昨日のことはいつまでも言わない。明日は明日の風がふく。
(9回の攻撃について)良かったよ。最後、韓国の強いピッチャーに何人かは対戦できたんだから逆に良かった。ウィリアムス様々ですよ。
(栗山の盗塁について)たまには走らせてもいいでしょう。
(十亀について)あれくらいだったら普通に投げたら打てないでしょう。だからどんどん、打たれないんだというつもりで投げれば、実際打たれない。
(ウィリアムスについて)調整するでしょう。こっちの方が良かったんじゃないかなというバッテリー間の配球のミスもあったし、その辺は調整して。
(レイノルズについて)この前といい、今日といい、フォアボールを出さないからね。後は打たせて緩急つけて。このままいってくれるんじゃないかと思いますけどね。