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2013.10.05 SAT
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vs楽天 第24回戦

逆転でのクライマックスシリーズ進出まであと1勝。4回表に犠飛を放った坂田の「今日も負けません!」という言葉が代弁しているように、選手たちはこの日で決めるべくイーグルスとの今季最終戦に臨みました。すると1対1で迎えた9回に中村が勝ち越し弾を放ち、2対1で勝利。自力で次なるステージへの切符を手にしました。

昨日の試合後、渡辺監督は「岸で決めてもらう」と、先発陣の柱にクライマックスシリーズ進出を託しました。その期待に見事応えた岸の魂の投球を振り返りましょう。

岸は地元・宮城での登板となりますが、序盤は波に乗れず2回裏に1死満塁から先制の犠飛を打たれます。しかし、続く2死2,3塁のピンチは切り抜けて最少失点とします。

その後は杉本投手コーチの「自分のペースを取り戻して自分のリズムで投げてほしい」という期待に応えた岸。制球が定まり始めた3回裏はこの日初めての3者凡退とすると、5回裏も伊志嶺、聖澤を連続三振に仕留めるなどしてこれで3イニング連続で3人斬り。相手打線が3巡目に入る6回裏もコースを突き、これで4イニング連続で3者凡退として好投を続けます。

岸は7回裏に4イニングぶりの走者を出すも後続を仕留めますが、続く8回裏も2死1,3塁とピンチを迎えます。しかし、130球を超えている岸は銀次をこん身の直球で打ち取り、窮地を脱出。8回を投げ、139球、被安打5、奪三振6、与四球1、失点1という素晴らしい内容でマウンドを降ります。

その岸の熱投に打線が応えないわけにはいきません。直後の9回表にこの回先頭の中村は、相手投手・則本の直球を捉えます。打球は左中間席へ飛び込む4号ソロ本塁打となり、値千金の1点を奪いました。中村は10月3日の試合でも終盤に決勝弾を放っており、大砲としての持ち味を存分に発揮。クライマックスシリーズでも、ここぞの場面で相手に脅威を与えるでしょう。

クライマックスシリーズ進出を決めましたが、2位・マリーンズを抜きクライマックスシリーズファーストステージを西武ドームで開催するという次の目標が残っています。気を緩めることなく残りの試合を戦っていきましょう!

今日のヒーローは、中村選手です!

-一振りで勝負を決めた、そしてクライマックスシリーズ進出を決めてくれました、中村選手です! おめでとうございます!

(中村)ありがとうございます!

-まさに一振りで、という感じだったのですが、どんな気持ちで打席に入ったのでしょうか?

(中村)何とか打ちたいなと思って打席に入りました。

-非常に重苦しい雰囲気と言いますか、1対1のまま点が動かないような状況で、岸投手も頑張っていました。それだけに自分のバットでという思いも強かったのではないでしょうか?

(中村)何とか1点取って勝ちたいなと思いました。

-これでチームは6連勝。そして何より、クライマックスシリーズ進出です!

(中村)ありがとうございます!

-しかし中村選手自身も、今シーズンは不本意なシーズンになっているかと思うのですが、ここにきてチームの一員となって、そして今日の一振りに象徴されるように力になったという思いはあるのでしょうか?

(中村)あまり打ってないのですが、たまにはいいとこで打つので、多少は貢献できてるかなと思います。

-チームはさらに勢いを加速していますね。

(中村)本当にいいチーム状態で、どんどんこれからも勢いに乗りたいなと思います。

-残り試合ペナントレースは少ないですが、クライマックスシリーズ進出を決めました。さらに日本一という目標がありますね。

(中村)あと2試合なんで、とりあえずそこを全力で勝ちたいと思います。

-完全アウェーのような状態ですが、詰めかけてくれたライオンズファンに一言お願いします。

(中村)これでクライマックスシリーズが決まったので、あと2試合ありますが、それは全力で取りにいってまたクライマックスシリーズを頑張りたいと思います。

渡辺監督コメント

中村には期待していた。
ここ数試合負けられない中で、みんなが勝利にこだわってしっかり仕事をしてくれた。
岸は辛抱強く1点でよく抑えてくれたし、涌井も大事な試合で安定したピッチングをしてくれた。
10試合以上こんな展開の試合をしているけど、タフさがないとできない。
よく戦ってくれた。

終盤戦で片岡・中村が加わって、ラストスパートの準備ができて、後ろのピッチャーもしっかり仕事をしてくれた結果だ。
まだ2試合残っているので、全力でいく。

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