試合情報

前回サヨナラ勝ちした2位･マリーンズを相手に、勢いの差を見せつけました。今季最後となるQVCマリンでの一戦は中盤までシーソーゲームとなりますが、2打点を挙げた中村や適時打を放った坂田らの活躍で逆転してからは早めの継投がはまり、4回以降は2塁を踏ませず、4対2で逃げ切り勝利。変則的なマリーンズとの2戦を2勝で終えました。攻守で持ち味を発揮した秋山、そして自身初の2桁勝利を手にした野上の活躍を振り返りましょう。

1対1で迎えた3回裏は1点を勝ち越され、なおも2死1,3塁とピンチが続きます。ここで金澤に右中間後方を襲う大飛球を飛ばされますが、落下点へ一直線に駆け込んだ中堅手･秋山が、最後は飛び込んでキャッチ。これ以上失点できない場面で、チームを救う好守を見せます。

これで流れに乗った秋山は直後の4回表、相手先発･藤岡に対し無死1塁から右翼フェンス上部を直撃する二塁打を放ち、無死2,3塁の好機を演出。この後、中村が同点犠飛、さらに坂田が勝ち越し適時打を放ち逆転に成功しました。秋山の攻守での活躍が、反撃への勢いをもたらしたといえるでしょう。

8月は月間打率が2割を切っていた秋山ですが、9月は打率.291、出塁率.358と復調。勢いに乗って迎えた10月も好スタートを切ることができました。

一方、先発･十亀は制球が定まらず3回を投げて降板。その後を受けた2番手･野上は4回裏をこの日初めての3者凡退に抑えて相手打線の流れを止め、逆転した後の大事な守りを切り抜けます。

その後も低めへ丁寧に球を集める野上。5回裏には1死1塁から福浦とサブローを連続三振に仕留めると、6回裏も走者を出すものの2つの三振を奪う好投。左打者を迎えたところで高橋にバトンをつなぎ、相手の反撃を断ち切る好救援を見せました。

前回登板でも好リリーフで9勝目を挙げた野上が、2試合続けて中継ぎでの白星を獲得。これで自身初の2桁勝利に乗せています。

明日からは西武ドームに戻り、2ゲーム差で追う3位･ホークスとの今季最終カードを迎えます。クライマックスシリーズ進出をかけた直接対決は、ラストスパート最大の山場となること必至。ここで連勝を果たし、次なるステージへ駆け上がりましょう!

-おめでとうございます。

(野上)ありがとうございます!

-今日は2回2/3イニングを無失点のナイスピッチングでした。2番手としてチームに貢献しましたね。

(野上)今、監督に言われたところ、自分の仕事ができればという気持ちで投げました。

-29日にはマリーンズ相手に勝利。そして今日も白星がついて、今シーズン10勝目です。

(野上)まぁ、ごっつぁん勝利ですけど(笑)

-しかもライオンズにとっては、クライマックスシリーズを争うマリーンズ相手に貴重な勝利でした。

(野上)そうですね。負けられない戦いが続くので、全力で投げました。

-今日は守備でファインプレー。リリーフ投手も完璧に抑えましたね。

(野上)今は全員で戦ってますので、ファンの方もよろしくお願いします!

-それでは改めて最後に、雨の中応援してくれたライオンズのファンへ、クライマックスシリーズに向けての意気込みをお願いします。

(野上)負けられない戦いが続きますので、ぼくは一人一人、一球一球魂込めて投げますので、応援よろしくお願いします!

-ライオンズの野上投手でした。ありがとうございました。

(野上)ありがとうございます!

十亀には開幕から先発をやらせて、いろいろな経験を積んだと思うし、スキルも上がったと思う。
1年間ローテを守り、それなりの結果を残しているけど、今日のゲームに出してほしかった。
2番手以降はしっかりと流れを断ち切った。