試合情報

今日からファイターズとの3連戦がスタート。前回カードと変わらず「総力戦」で臨むホームでの一戦は、先発･岸の好投、そして浅村や中村といった中心選手たちの活躍もあって5対1で勝利しています。

7連勝中の岸は初回こそ陽に先制のソロ本塁打を許しますが、これでは動じないエースの精神力を発揮して相手の追撃を防ぎます。

3回裏に打線が逆転すると、岸はリードを死守するべくギアを上げていきます。杉本投手コーチが「制球も良くなってきた」と話すように、外角へは伸びのある直球、そして低めには変化球を集めて相手打線を翻弄。4回まで3イニング続けて3者凡退に抑えると、6回表に2死1塁で迎えた陽には、直球勝負で3球三振に。一発を許している相手に真っ向勝負を挑み、気持ちを前面に出します。

岸は7回表も無失点に抑え、ここで降板。7回を投げて116球、被安打1、奪三振3、与四球3、失点1と2回以降安打を許さない素晴らしい投球で10勝目をマーク。プロ7年目で6度目となる2ケタ勝利に到達しています。

3回裏に相手先発･木佐貫に対し1番･ヘルマンの適時打で1対1の同点と追いつき、なおも2死1,3塁と好機が続きます。ここで打席に入った4番･浅村は、内角を突く球を捉えきれず高く弾む打球となります。1塁へ送球する三塁手･小谷野と1塁へ激走する浅村との勝負になりますが、気迫のヘッドスライディングで滑り込んだ浅村に軍配が上がります。これで3塁走者が勝ち越しのホームを踏みました。「何とかしたかったので内容がどうこうというより、がむしゃらにいきました」との言葉通り、気迫が伝わる懸命のプレーでした。浅村は5回裏にも打点を記録。これで今季96打点とし、今カード中の大台到達も視野に入りました。

また、4対1で迎えた8回裏には6番･中村が、待望の今季本拠地初となる2号ソロ本塁打を放ちました。相手投手･谷元から弾丸のようなライナーを左翼席に突き刺し、あまりあるパワーを見せつけています。

約3週間ぶりとなる連勝を果たし、借金が1となりました。追い風に乗って明日もファイターズを倒し、勝率を5割に戻しましょう!

-10勝目を挙げました、岸投手です! おめでとうございます!

(岸)ありがとうございます!

-2ケタの勝利がかかった今日のゲーム、マウンドに向かう時のお気持ちから聞かせていただけますか?

(岸)残りも少ないですし、3連戦の頭ということで勝ちたいなと思っていました。

-その内容ですが、振り返っていかがでしょう。

(岸)野手の皆さんに助けられて、何とか7回ですけど投げられました。

-今「野手の皆さんに助けられて」という言葉がありました。4番･浅村選手のヘッドスライディングはどのようにご覧になっていましたか?

(岸)いや、アウトかなと思いましたけど(笑)

-セーフになった瞬間は?

(岸)はい、うれしかったです!

-その後は、ゲームをどんな思いで見守っていましたか?

(岸)もう大丈夫だろうなと思って。後ろにいるピッチャーもいいピッチャーなんで、安心して見ていました。

-そしてつかんだ10勝目。プロ7年目で6回の2ケタ勝利。改めていかがですか?

(岸)いろんな方々の支えがあってここまでやれていると思うので、感謝してこれからももっと勝ちたいと思います。

-では、その喜びの報告をファンの方にお願いします!

(岸)あとちょっとですけど試合があるので、自分もそうですけどチームも全部勝てるようにみんなで頑張っていきたいと思います!


-そしてお2人目のヒーロー、浅村選手です! ナイスバッティングでした!

(浅村)はい、ありがとうございます!

-3回、気迫のヘッドスライディングでしたね!

(浅村)負けられない試合が続くので、夢中で打ちました。

-こうして見せてくれると、チームのムードも良くなるのではないでしょうか?

(浅村)そうですね。一つきっかけになれればいいなと思います。

-いい流れを呼び込んで、岸投手に10勝目をプレゼントとなりました。

(浅村)いいピッチングをしていても勝てずにバッターが迷惑をかけていたので、今日は何とかしたいなと思い挑みました。

-ご自身としても打点を重ねて、今96打点。しっかり目標に近づいている今のお気持ちはいかがですか?

(浅村)まだまだ試合もありますし、あまり数字にこだわらずに今まで通り自分のバッティングをしたいなと思います。

-チームもこれで連勝としました。明日もこの勢いを見せてくれますよね?

(浅村)はい! 頑張ります!

-ではその意気込みを、ファンの方にお願いします!

(浅村)明日も勝ちます!

連勝は久しぶりですね。

(3回の浅村のヘッドスライディングについて)
効果的に点も取れましたし、内野安打で、あれも打点ですから非常に気持ちが出ていて大きかったと思います。
その後も1点1点、良いところで取ってくれたので試合展開的に良い進め方ができました。

(中村について)
今年、西武ドームで初めてのホームランですし、ファンの方も喜んでくれたと思います。チーム的にも1点でも多くというところで効果的でした。

(片岡について)
ヤス(片岡)の場合は打つだけじゃなくディフェンスの部分でも安定感がある。
バントをきっちり決めて十分な仕事はしてくれたと思います。

(岸について)
最初に1本打たれたけれど、その後は安定感のあるピッチングをしてくれた。
守備からのリズムを作れたと思う。

カードの頭をまず一つ取れたことは大きい。
明日からも大事な試合は続くのでまた明日がんばります。