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2013.08.16 FRI
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vs楽天 第15回戦

「この苦しさをチームとして乗り越えていかなければいけない」。昨日の試合後そう話した渡辺監督の思いが、今日の試合に表れていました。相手先発は開幕からいまだ無敗の田中でしたが、チーム一体となり固い守りを見せて接戦を演じます。0対1で迎えた6回に4番・浅村の適時打で同点に追い付きスタンドの熱気が高まるも、8回に勝ち越され1対3で惜敗を喫しました。

敗れはしたものの、苦境を切り開くような光も見えました。まずは、秘めたる闘志を燃やした先発・野上の投球を振り返りましょう。

杉本投手コーチが「緩急を使って打たせて取る投球をしている」と評価したように、3回と5回はわずか7球で相手の攻撃を退ける野上。試合前半は相手の先制を許しません。相手先発・田中のような力で抑えるタイプではありませんが、相手の投球スタイルに付き合うことなく自分のリズムを保ちます。

試合後半に入った6回に1点を先制されますが、その裏に打線の援護を受け同点としてもらいます。すると7回表、相手の試みた犠打を捕手・炭谷が拾い好判断で2塁へ送球すると、続けて1塁へ転送し併殺に。渡辺監督の期待したような、チーム一体となった野球で要所を締めます。

100球に達した8回に勝ち越されてこの回途中で降板しましたが、強打の首位チーム相手に全力投球を演じました。

また、2番・三塁手で出場した渡辺直が職人技を生かしています。

初回に無死1塁で打席に入ると、バスターで田中の直球を強くたたきます。打球は3塁線を破って1塁走者が3塁へ到達。打った渡辺直も相手守備の隙を突き、ヘッドスライディングで2塁を陥れました。ベース上で大きなガッツポーズを見せ、今日の試合にかける思いの強さを垣間見せています。4回表には、マギーの3塁線を破ろうかという打球に飛びつき、堅守も発揮しました。

その後6回裏にも中前安打を放つと、移籍後初となる盗塁も決め、浅村の同点適時打へとつなげた渡辺直。古巣相手に負けられないという気持ちが前面に出ていました。

苦しい状況は変わらないものの、チームは明るい方へ向かいつつあります。明日こそは首位・イーグルスを倒して連敗を止めましょう。

渡辺監督コメント

(野上について)頑張ったけどね。最後はちょっと力尽きたかな。
もうちょっと相手にプレッシャーをかけられればよかった。

序盤、打つべき人がああいうところで打たないとこういう展開になってしまう。
ずっと勝っているとはいえ相手も人間だし、序盤に点が取れなかったことに尽きる。

(自力優勝の可能性がなくなったが)状況が悪いのは分かっている。勝つための最善の努力はしているので、あとは流れがこっちに向いてくれれば。

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