試合情報

昨日の5時間を超える打ち合いから一転、今日は速いテンポで進む接戦となりました。0対1で迎えた6回に浅村が自身初となるランニングホームランを放ち逆転に成功。しかし、8回に松田に2点本塁打を許し、2対3で敗れました。

昨日に続き悔しい形での敗戦となりましたが、意外な形で一時優位に立ちました。

0対1で迎えた6回表。ここまで攻めあぐねていた相手先発･攝津に対し、先頭の1番･ヘルマンが二塁打を放つなどして2死3塁とします。この好機で打席に入ったのは、4番の浅村。低めの難しい変化球をコンパクトなスイングで捉えます。すると、打球は中前で高く弾み、相手中堅手の頭上を越えてフェンスまで到達。この当たりで浅村が懸命に走って本塁へかえり、自身初のランニングホームランとなりました。激走しての18号2点本塁打について「少ないチャンスで打てて良かった」と、相手のエースから逆転打を放った喜びについて語っています。

一方の先発で登板した牧田は初回に2死3塁とされるも、4番･松田はバットをへし折って打ち取ります。すると、これで波に乗ったのか浮き上がる直球を有効に使って2回と3回を3者凡退に。杉本投手コーチも「リズムがいい。自分のペースでここまできている」と牧田の立ち上がりを高く評価します。

4回裏は1点を先制されますが、簡単に崩れない強靱な精神力を発揮します。5回裏には相手の下位打線を3者連続三振に仕留める完璧な投球を演じると、逆転してもらったあとの6回と7回は3塁に走者を置きながらも後続を抑えました。

8回も続投となった牧田は1死2塁とされたところで降板となり継投陣が逆転を許しましたが、終始粘りを見せて次回の登板へつながる投球を演じています。

同一カード3連敗を阻止するべく、明日のホークス戦はライオンズらしい戦いを見せましょう。

チームとして今は踏ん張りどころ。
ここで放されたら勝負の時にモチベーションが上がらない。
福岡はここ数年同じようにやられている。
ホークスとの全体力の差はないはず。
このままだとズルズルと下がってしまうから、明日は危機感をもって試合に挑む。