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2013.07.28 SUN
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vsオリックス 第15回戦

1勝1敗で迎えた「ライオンズ・クラシック 2013」の第3戦は、バファローズを投打で圧倒。7対0の完封勝利で、カード勝ち越しとなりました。

先発・岸は7月14日以来2週間ぶりとなるマウンドに上がります。1回表、安打と2つの四球で1死満塁とピンチを背負いますが、バルディリスを捕邪飛に仕留めると、T-岡田を一ゴロに抑えてしのぎます。

2回表は2者連続三振を含む3者凡退と、本来の投球を取り戻した岸。3回表は先頭の坂口に二塁打を放たれますが、低めに変化球を集めて無失点に抑えます。杉本投手コーチが「少し体調を崩していたので立ち上がり不安を感じたが、その後落ち着いて投げることができている。ボール自体は悪くないのでこの調子でいってほしい」と心配する中、岸は落ち着いた投球を展開します。

4回表、5回表も安打を放たれるものの、連打を許さない投球でバファローズ打線を封じた岸。6回表は相手打線の中軸を3者凡退に抑え込み、7回表も1安打を放たれたものの得点を許さずマウンドを後にします。「初回のピンチを抑えることが出来たのが全てです。乗っていけたと思います」と自身の投球を分析した岸は、7回を95球、被安打5、奪三振4、与四球2の好投で勝ち星先行となる6勝目を挙げました。開幕直後は不調が続いた今季でしたが、5月以降は5勝1敗。チームの浮沈を託せる、頼れる右腕が完全復活です。

15安打7得点の猛攻を見せたライオンズ打線に火をつけたのは、5番・秋山でした。2回表、先頭打者として打席に入ると、相手先発・ディクソンの変化球をセンター返し。チーム初安打を放ちます。すると、続くスピリーがフェンス際まで運んだ右飛で躊躇すること無くタッチアップ。2塁を陥れます。この好走塁が功を奏し、炭谷の適時打で先制のホームを踏みました。

さらに3回裏の第2打席では、2死から安打を放った4番・浅村が初球に盗塁を成功させて2塁に進むと、2球目の直球を振り抜いた秋山の打球は、詰まりながらも遊撃手の頭上を越える適時打。今季100本目の安打は貴重な追加点をたたき出す一打となりました。「まっすぐです。どんな形でも良いのでヒットになってくれて良かったです。浅村がよく走ってくれました」と4番打者の好走塁を讃えた秋山。昨季の終盤に1,2番コンビを組んだ2人の鮮やかな攻撃が、チームに勢いを生み出し、四球を挟んでの5連打につながりました。

4回裏の第3打席は、長打を放った栗山を2塁に置き、相手2番手・近藤の内角低めの変化球をジャストミート。弾丸ライナーとなった打球は、右翼フェンスの上部を直撃する適時二塁打となって猛打賞を獲得。さらに6回裏の第4打席にも、2死三塁から鮮やかな流し打ちで左翼線を突破する適時二塁打を放った秋山。今季4度目となる1試合4安打の大暴れとなりました。

秋山の他にも、8番・炭谷が繋ぎの意識で2本の適時打を放ちました。2回表の第1打席では、1死1,2塁から内角の直球を3塁線にたたきつけると、打球は三塁手の頭上を越える適時打となって岸に先制点をプレゼントします。「何とか後ろに繋ごうと思っていました。ラッキーなヒットでした」と振り返った炭谷。3回裏の第2打席でも、1点を奪ってさらに2死満塁となったところで、左翼手の前に運ぶ適時打を放ちます。「金子が2打席連続のフォアボールで繋いでくれたので仕事が出来て良かったです」と胸をなで下ろす一打で、ディクソンをマウンドから引きずり下ろしました。

投打がガッチリとかみ合った一戦で弾みをつけたライオンズ。明後日からは盛岡、秋田で挑む首位・イーグルスとの2連戦です。大事な勝負を迎えるチームに、さらなる声援を送りましょう!

今日は投打のヒーロー、岸投手と秋山選手です!

-6勝目をマークしました、岸投手です! 今日がオールスター明け最初のマウンドでした。今夜のピッチングを振り返っていただけますか?

(岸)せっかく休みをいただいて、体調を崩してしまって、今日投げることになって最低限の仕事はしたいと思っていたので、迷惑をかけましたけれど良かったです。

-そんな中でも初回は1死満塁、あのピンチを脱したのが大きかったのではないでしょうか?

(岸)はい。あれが全てかな、と思います。

-前回、西武ドームで投げたときも味方打線が早めに援護しました。今日も大量点を取ってくれました。

(岸)本当にたくさん点を取っていただいて、すごく楽に投げられました。

-これで7月は3勝、負け無しですよ。

(岸)やっと勝ちが1つ多くなったので、たくさん貯金できるように、また頑張りたいと思います。

-また次も素晴らしいピッチングを期待しています。

(岸)ありがとうございました!

-続いては、打のヒーロー、秋山選手です。4安打3打点の活躍、お見事でした!

(秋山)ありがとうございます!

-最初の打席にヒットが出ると、ポンポンポン! と、ヒットが続きますね!

(秋山)そういう日じゃないときもヒットを打っていかないといけないんですけれど、ムラがあるというのは今後直していきたいと思います。

-本人は謙遜していますけれども、それでも今シーズン、早くも4度目の4安打ですよ!

(秋山)そうですね。自分では数えていなかったんですけど、だぶんそれの10倍ぐらいノーヒットの試合があるので、直していきます。

-今日はその4本のうち3本がタイムリー。絶好調・浅村選手の後を打つ5番打者としては、いかがでしょうか?

(秋山)自分が打てないときも浅村が前でランナーをかえしてくれていたので、お互いに良い刺激になっていますし、僕も負けられないという思いでやっています。

-秋山さんもポスターになっている「ライオンズ・クラシック 2013」が終わりました。どんなシリーズでしたか?

(秋山)シリーズが始まる前にお立ち台に立たせてもらって、目立てるようにと言わせてもらったんですけれど、3戦目でなんとか仕事ができて良かったです。

-来週からは東北で首位・イーグルスとの2連戦が待っています。意気込みを聞かせて下さい。

(秋山)オールスター明け1発目のイーグルス戦になりますけれど、死ぬ気でぶつかっていきたいと思います。

-次も素晴らしい活躍を期待しています!

渡辺監督コメント

(岸について)ちょっと病み上がりで心配はしていたが、序盤のピンチを粘り強くしっかりと抑えてナイスピッチングをしてくれた。初回のあのような場面で粘り強く投げてくれて、先に点を与えなかったところが良かった。味方の打線の方が早い段階で援護もしてくれたし試合展開的には非常に楽に進めたと思います。

(秋山の活躍について)状態が良いのは確かだし、ポイントゲッターになっている。秋山の打席までしっかりつないでいった選手がいて、秋山が良いところで打ってくれた。今日は低めのボール球をしっかり見極めて非常に粘っこいバッティングを下位打線の方でもやってくれたので良い形で上位につながっていった。

ディフェンスの部分でも0点で終わらせたっていうのは非常に大きかった。やるべきことをやっていた。暑い中タフなゲームが続くが、どこのチームも一緒だと思うし、明後日からしっかりやっていきたい。

(クラシックシリーズについて)東京セネタースのユニフォームを着て試合をやったが、実際その時代を知っている選手もいないし、我々もいないが、その歴史があったからこそ今こうやって野球をやらせてもらってる。そのことをみんな真摯に受け止めて、またこれからしっかりと野球をやっていきたいと思う。

(次の楽天戦について)もう上を目指すだけだと思っている。相手はすごくバランスの良いチームなので、うちも変なミスはせずにまずはディフェンスからしっかりやっていきたい。

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