

vs北海道日本ハム 第13回戦
首位・イーグルスとのカードを勝ち越し、勢いに乗って臨んだ札幌ドームでのファイターズ戦。しかし、厳しい戦いを強いられました。初回から相手の猛攻にあい、計18安打を浴びて3対14と大敗。今季最多失点を喫する悔しい結果となりました。
先発・武隈が初回から2本の本塁打を許しノックアウトされると、2番手以降に登場した投手たちも勢いを止められません。終盤に登板した松下は2回を投げて無失点と何とか踏ん張ったものの、中盤までファイターズ打線に打ち込まれ勝負の行方を決めてしまいました。
序盤に主導権を握られた試合では、2番手以降の投手がテンポよく抑えることで逆転勝利への道が見えてきます。また、投手自身にとってもここで結果を出せばベンチの信頼を得るチャンスとなるだけに、必死の投球を見せてほしいところでした。
点差を広げられると、守りにも緩みが出てしまいます。この日は2つの失策を出し、どちらも失点に結びついてしまいました。投手が苦しい時は、バックの固い守りで補いたいところ。意識を高めて骨太なチームを再構築しましょう。
相手の波に飲まれる苦しい展開の中で、孤軍奮闘の活躍を見せたのは好調な4番・浅村でした。2回表にセンターの頭上を襲う三塁打で出塁すると、相手先発・武田勝の暴投で生還。7回表には2番手・鍵谷の直球を捉え左翼席中段に運ぶ17号ソロ本塁打を打ちました。さらに9回表には猛打賞となる安打を放った浅村。意地の一発について「こういう点差ですけど、集中して打席に入りました」と振り返り、骨太打線を引っ張る若獅子が最後まで諦めない姿勢を貫きました。
次の試合は、あさって函館で行われるファイターズ戦となります。オールスター前最後のゲームを勝利で締め、悪い流れを止めましょう。
渡辺監督コメント
何とも言えない。
年に数回はこういう試合はあるけどね。
期待に応えてくれなかった。
ショックが大きい。
一生懸命投げているとは思うんだけど、今日の先発をどう思って投げているのか。気持ちの部分が大きいと思うよ。
チャンスをつかんでいくピッチャーが1軍に残っていくと思う。