

vs福岡ソフトバンク 第10回戦
昨日に続いて接戦となりました。2回裏に炭谷の4号ソロ本塁打など3回までに3点を奪うも、4回に1点差に迫られて試合後半は1点を争うゲームとなります。必死の反撃を見せるホークスに対し、6回以降は細かい継投で逃げ切り3対2で勝利。今季対ホークスの連敗を6で止めました。
助っ人・スピリーの積極的な姿勢が、先制点をもたらしました。その打撃内容を振り返りましょう。
0対0で迎えた2回裏。相手先発・岩嵜のけん制ミスもあって無死3塁とします。ここで打席に入っていた6番・スピリーのカウントは3-0となりますが、積極的に外角の直球を振り抜きました。打球はライト線のフェンス手前まで飛び、3塁走者が悠々と生還する犠飛に。「しっかり外野に飛ばすことを考えて、打ちにいきました」と振り返るように、有利なカウントで狙い通り強振し、チームに先制点をもたらしました。
スピリーは6回裏にも右中間を破る二塁打を打ち、これで7試合連続安打を記録。上り調子の打撃で、今後も活躍を見せましょう。
今季6勝目をマークし自身3連勝となった先発・野上でしたが、5回を投げ終えたところで降板となり、本人も納得のいく内容とはなりませんでした。しかし6回以降を託された継投陣が好投し、野上を含む計5人のリレーで逃げ切りました。
2番手・岡本洋と3番手・増田がそれぞれ6回と7回に1イニングずつ登板。2塁に同点の走者を進められるも、落ち着いて後続を打ち取り生還を許しません。そして8回にはウィリアムス、9回にはサファテがマウンドへ上がります。2人の豪腕は終盤を危なげなくしのぎ、1点のリードを死守しました。中でもウィリアムスは6月30日の試合で戦線に復帰して以来、これで5試合続けて無安打と絶好調です。今後の試合で継投の形を整えていき、必勝パターンを確かなものにしていきましょう。
あさってからはKスタ宮城に移動し、首位・イーグルスとの3連戦がスタート。ここで白星を重ね、首位の座を手元へ引き寄せましょう!
今日は1点リードを守り抜いたリリーフコンビ、ウィリアムス投手とサファテ投手です!



-今日のヒーロー、お一人目はウィリアムス投手です! 1点差のゲーム、しっかりと守り通しましたね。
(ウィリアムス)サンキュー!
-6月28日に登録されるまで、1ヶ月あまりファームではどんな思いで取り組んでいたのでしょうか?
(ウィリアムス)1軍に呼ばれたときにいつでも良いピッチングをして、チームの勝利に貢献できるようにしっかり準備していました。
-その結果、1軍昇格後はまだヒットを1本も許していません。
(ウィリアムス)それは初耳でした。自分は登板したらとにかく目の前のバッター打ち取ることに集中しているので、まだヒットを1本を許していないことは知りませんでした。
-お立ち台を初めてということですが、いかがですか?
(ウィリアムス)少し緊張しています。
-この拍手は聞こえていますよね!
(ウィリアムス)いつも応援していただいてありがとうございます。ヒーローインタビューの舞台に上がれてとてもいい気分です!
-これでホークス戦の連敗も止まりました。今、チームの雰囲気はいかがですか?
(ウィリアムス)負けるよりも勝った方が、試合後にクラブハウスやロッカールームで笑顔を見られるのでうれしいですし、これからも連勝していきたいと思います。
-今日も見守ってくださったファンの皆さんにメッセージをお願いします。
(ウィリアムス)また球場に来て応援してください! 自分たちも皆さんに良いプレーを見せられるようにベストを尽くします!
-続きまして、サファテ投手です! ナイスピッチングでした!
(サファテ)アリガトウゴザイマス!
-ウィリアムス投手からバトンをしっかりと受け取って、9回を3人で抑えましたね。
(サファテ)自分だけではなくて、ランディ(ウィリアムス)、増田、岡本洋、それから先発の野上と、みんなでつかんだ勝利だったと思います。
-ここまで30試合に登板して、防御率は0点台です。この要因は何でしょう?
(サファテ)ここまでの好投の要因で一番大きいのは、やはりピッチングコーチの杉本さんと、石井貴さんの2人が自分のピッチングフォームだとか、いろいろ個人的にも相談に乗ってくれました。2年前、カープで調子の良かった時の形に戻してくれたと思います。それと、やはりファンの皆さんの声援だと思います。
-お立ち台で、声援はどのように聞こえていますか?
(サファテ)すごくシャイなので緊張しています。
-それでもこの歓声は気持ちいいですよね!
(サファテ)西武ドームは大好きですし、ライオンズファンの皆さんも大好きなので、これからどんどん勝ち続けて一緒に優勝しましょう!
-次は首位・イーグルスとの戦いが控えています。チームを代表して意気込みをお願いします。
(サファテ)イーグルスにはここまで借りがあるので、勢いをつけて3連勝したいと思います。
-おめでとうございます。今日のヒーロー、サファテ投手でした。
(サファテ)ツギモ、ガンバルゾ!!
渡辺監督コメント
序盤に良い形で点が取れた後に点をすぐに取られてしまったけど、今日はリリーフしたピッチャー陣が1点差をよくしのいでくれたね。
本当はもう少し野上に投げてほしかったのだけど、今日はリリーフ陣に調子の良いピッチャーが多かった。
だから6回以降は任せたんだ。
ここのところ増田、岡本洋といった若手がゲームの中で日々成長している。
これからもタフな試合はあると思うけど、その中でも自分の仕事を果たしてほしいね。
サファテは今シーズン初めて1点差をそのまま抑えてくれた。
今までは1点差で登板した時は全てやられていた。
こういう形でセーブがついたし、状態も悪くないからね。
3回の秋山は2アウトからだったけど、詰まりながらもしぶとく打ってくれた。
ただ、打線はあと1、2点は取れる展開は作れていたので、しっかり仕事できるよう頑張ってほしい。
これから試合が多くある中で、ホークス戦の連敗を止められたことは大きい。
オールスターまでの5試合、良い形で前半戦を終えたいね。
次に戦うのは投打ともにバランスがよく、調子が良いイーグルス。
ウチも状態は決して悪くはないので、最低でも勝ち越したいね。