試合情報

「ライバルシリーズ」埼玉ラウンド第3戦は、好調な打線が最高の形を築き上げました。2回に打者一巡の攻撃で6点を奪うなどして早くも試合を決めにかかると、その後も加点。11対2と快勝し、スタンドからは歓喜の声が絶えませんでした。これで2位･マリーンズとのゲーム差を1としています。

5連勝となったライオンズは、そのすべての試合で7得点以上を挙げています。中でも特に打撃好調な浅村が、今日も勝負強さを発揮しました。

2回裏に相手先発･大嶺に対して2番･金子の先制適時打などで2対0とし、なおも2死満塁として4番･浅村が打席へ入ります。ここで低めの直球をすくい上げると、打球はジャンピングキャッチを試みるセンターの頭上を越え、フェンスを直撃。「最低限1点を取ろうと思って打席に入りました」という結果が走者一掃の適時三塁打となり、5対0とリードを大きく広げました。

浅村は3回裏にも2番手･南から低めの球をうまく拾い適時打を記録。5月31日以来、今季3度目となる4打点を挙げました。さらにこれで5試合連続打点と、まだまだ勢いの止まる気配はありません。浅村の存在感は日々強くなっています。

投げては、おととしからマリーンズ戦で5勝負け無しの先発･岸が、相性の良さを見せつけました。好調な打撃陣が作った大量リードにも油断することなく、5回まで投げて許した安打はわずか1本。杉本投手コーチも「初回からリズム、テンポ共に良い感じ」と評価します。

試合後半に入り6回も3人で料理した岸でしたが、7回表に3連打を浴びるなどして2失点。それでも続くピンチをしのぐと、その後8回まで投げて今季4勝目を挙げました。

そして9回には、岸の後を受けた松下がプロ入り後初めてとなる1軍のマウンドへ。躍動感のある変則的な投球フォームから繰り出す球で、相手の中軸を3者凡退に抑えて試合を締めました。今後のさらなる活躍に期待がかかります。

次のカードは、西武ドームにホークスを迎えての2連戦となります。3戦全勝とした「ライバルシリーズ」埼玉ラウンドに続き、ここでもカード全勝といきましょう!

-「ライバルシリーズ」3連勝です! 4勝目をマークした岸投手にお越しいただきました。今日は序盤2回までパーフェクト。素晴らしい立ち上がりでしたね。

(岸)ありがとうございます。すごい暑かったのですが、何とか8回まで投げられました。

-その中で今日は、真っすぐとカーブ、チェンジアップのどれも有効に勝負球に使っているように見えたのですが。

(岸)全体的に良かったので。昨日、おとといと雄星(菊池)と十亀が頑張ったので、ぼくも決めてやろうかなと思いました!

-この暑い中、8回まで素晴らしいピッチング。そして打線が、3回までに8点を援護してくれました。

(岸)だいぶ楽に投げられたので、はい、ありがとうございます。

-タイムリーを打った選手も、そしてホームランを打った栗山選手も「岸のために何点でも欲しい」と言っていましたよ!

(岸)ありがとうございます!

-これで4勝目をマーク。次に向けて意気込みをお願いします。

(岸)このマリーンズ戦で3連勝して上もまた見えてきたので、また来週から頑張りたいと思います!


-続いては、今日も打点を稼ぎました、4番･浅村選手です! 今日も2本のタイムリーで4打点。素晴らしい活躍でした。まず最初のタイムリーから振り返っていただけますか。

(浅村)前のバッターが必死につないでくれたので、ここはかえすしかないと思って打席に入りました。

-よく伸びましたね!

(浅村)あともうちょっとだったんですけど、欲を出したらだめだと思うので。よかったです。

-次の打席でもタイムリーがありました。センターでした。

(浅村)あれは流れで打たせてもらったようなものなので。1本目の方がよかったです。

-少し前に4番の居心地を聞いたときには「よくありません」と言っていましたけど、あれからまた少し時間が経ちました。改めてうかがいます。4番の居心地はいかがですか?

(浅村)よくありません!

-まだもう少し時間がかかりそうですね!

(浅村)そうですね。

-今日の4打点で、打点が57までいきましたよ!

(浅村)今そんなことを考えていたらだめなので、必死にやっていきたいと思います。

-チームのため、勝利のためですね!

(浅村)そうですね、はい!

-今日もたくさんのライオンズファンが西武ドームに詰めかけてくれました。「ライバルシリーズ」千葉相手に、3連勝です!

(浅村)この3連勝もファンの皆さんのおかげだと思うので、これからもよろしくお願いします!

打線はこのところ良い流れで来ている。今日もみんなが個々の役割をしっかり果たしてくれた。
みんなでつないで、今一番当たっているアサ（浅村）の前にランナーを貯めることができているしね。
浅村もよくあの場面で打ったし、打線の状態はすごく良いと手応えを感じている。
今日2安打の永江は、何かをつかんでくれればいいよね。

先発の岸は良かったね。
真っ直ぐも良かったし、カーブ、チェンジアップの変化球でバッターを崩していた。
相手に対してなかなかフルスイングさせていなかったし、良い時の彼の状態だった。
最後に投げた松下はプロ初登板だったのでどうかなと思ったけど、堂々とストライクゾーンの中で勝負していた。
見ている限りでは面白いピッチャーだなと感じるよ。

勝っている中でギン（炭谷）の配球、リードは光っている。
ウチの正捕手だからおごることなく、今後もしっかりとピッチャー陣をリードしてほしい。
この良い流れをなるべく長く続けていきたいね。