vs北海道日本ハム 第10回戦
大宮から一路札幌へ移動し、ファイターズと相対したカード初戦。先発・菊池は徐々に修正して粘投するも、打線の援護があと一歩届かず1対2で惜敗しました。
両リーグ通じて防御率トップ、そしてチームトップの8勝を挙げている菊池が満を持してマウンドへ上がりましたが、立ち上がりはボールが先行してしまい初回から2イニング続けて失点します。
しかし、「この後どう組み立てていくか考えて粘り強く投げてほしい」という杉本投手コーチの期待に応えようと必死の投球を見せます。3回裏に2本の安打を許しながらも集中力を保ち無失点に抑えると、4回裏は打たせて取り3者凡退に。5回裏は2者連続三振を奪うなどここも3人で抑え、制球力を上げて立ち直ります。
打線の援護がない中、試合後半も相手を仕留め続ける菊池。7回表に4番・浅村の適時二塁打で1点を返すと、菊池にさらなる力がみなぎります。直後の7回裏はすでに100球を超えていたものの、この回先頭の稲葉は147キロの直球で空振り三振。その後、金子誠も直球で空振り三振に仕留めて追撃を許しませんでした。
今日の菊池は7回を125球、被安打5、奪三振6、与四球1、失点2という内容。敗戦投手にこそなりましたが、4回以降は1人の走者も許さぬ投球で修正できたことは、力が付いてきた証でもあります。ライオンズのエースへと成長を見せる菊池への信頼は、揺るぎません。
明日は今季ファイターズ戦3勝負け無しと抜群の相性を誇る十亀が先発です。前回カードから元気がない打線ですが、再び爆発するきっかけをつかみ十亀を援護しましょう。
渡辺監督コメント
雄星(菊池)は立ち上がりは良くなかったけどあの2点だけで辛抱していた。
しっかり立て直し、後を0点に抑えたのは評価できる。
ここという所で走塁ミスが出た。もったいない。
普通の流れでいけば逆転に持っていける展開。今のチーム力なのかな。