試合情報

今季2回目となる県営大宮球場でのゲームは、序盤に重ねた失点が響いて1対10の敗戦。しかし劣勢の中、5月17日以来、プロ3試合目の登板となった2番手･中崎が力投を演じました。

3回表、先発･涌井が連打を浴びて、無死2,3塁となった場面でマウンドに送り込まれた中崎。2死満塁まで持ち込んだ後、押し出しの四球とセーフティーバントによる内野安打で2点を失いますが、その後は躍動感あふれる投球を展開しました。

4回表は先頭･銀次を左飛に仕留め、ジョーンズには遊ゴロを打たせた中崎。続くマギーには1塁線に痛烈なライナーを放たれますが、一塁手･浅村が反応良く飛び上がって好捕。3者凡退に抑えます。続く5回表は、安打と犠打で1死2塁と得点圏に走者を背負いますが、嶋を二ゴロに抑えると、岩崎は右飛に抑え、追加点を許しません。

自身最長となる3回を42球、被安打2、奪三振1、与四球2で投げ抜いた中崎。球威ある高めの直球に、思わず打者が手を出すシーンも目立ちました。その武器を磨き、さらに緊迫した場面を任される存在へとステップアップしたいところです。

相手先発は、今季初登板の左腕･川井。変化球を多投する投球に苦しんだライオンズ打線の中で気を吐いたのは、6番･スピリーでした。

3点を追いかける2回裏、先頭打者として「センター方向に打つ意識で打席に臨んだ」スピリーは、川井が投じた高めの変化球を見逃さずに振り抜きます。白球は薄暮の中を切り裂いて、そのまま左中間席へ一直線に飛び込みます。6月12日以来となる3号ソロ本塁打で、1点を返しました。6月も終わりに近づき、そろそろ日本の野球や気候にも慣れてくるころです。夏場に向けて、大爆発を期待しましょう。

明日からは、札幌ドームに乗り込んでのファイターズとの3連戦。先陣を切る菊池が、昨季MVP左腕･吉川に挑みます!

涌井はピッチングになっていなかったよね。
今の彼の現状で、一番やってはいけない状況を作ってしまったかな。

涌井に関して言うと、やはりコントロールが悪すぎるというか、全部シュート回転しているしね。
その点は銀（炭谷）にも聞いたんだ。
ブルペンではそうでもないけれど、結局ゲームになると…という状態がずっと続いている。

9回裏で少しもみ合いになったけど、野球を真剣にやっていればあること。別に大したことではないよ。