

vs阪神 第3回戦
倉敷で行われたタイガース戦。5回表に浅村の本塁打で2点を先制するも、その後同点に追い付かれ勝負の行方は終盤へもつれます。しかし打線が相手の継投陣に苦しむと、9回にサヨナラ打を浴び2対3で悔しい敗戦となりました。
打線がタイガース投手陣を攻め切れない中、4番の座に定着しつつある浅村が、中軸にふさわしい打撃を見せています。
0対0で迎えた5回表。相手先発・榎田に対し、2番・片岡の今日2本目となる安打などで2死1塁として打席に浅村が入ります。ここで、榎田の内角を厳しく突く直球に体がうまく反応。巻き込むように球を捉えた打球は、左翼席へ一直線に飛び込ました。先制点となる8号2点本塁打について「うまいこと打てました」と振り返り、自身でも納得の一発になっています。
4番に座った5月29日から4試合続けてヒットを放っていた浅村でしたが、前回6月3日の試合では無安打に終わっていました。それでも、すぐに調子を戻したのはさすがです。今後も4番らしい豪快なスイングを見せ、得点を演出していきましょう。
投手陣では先発・野上が中盤から制球に苦しむも6回2失点と試合を作ると、中継ぎに回っている涌井が相手に勝ち越しを許すまいと必死の投球を見せています。2対2の同点に追い付かれた後の7回裏から、2番手・涌井が登板。切れのある変化球で西岡を空振り三振に仕留めるなどして無失点に抑え、つながっていたタイガース打線の流れを断ち切りました。
明日は「完全敵地」甲子園に移動してタイガースとの試合が行われます。逆境を跳ね返すタフな精神力を発揮し、虎退治といきましょう。
渡辺監督コメント
野上は点を取ってもらった後にフォアボールでランナーを出してしまったのが進歩していないところ。
あそこで辛抱できないと勝てないと思う。