試合情報

昨日終盤につながった打線が、今日は序盤から勢い付きます。4回までに7得点と大きくリードを広げると、先発･野上はマリーンズ打線に隙を見せることなく好投。終盤反撃にあうも7対2で勝利し、貯金を9としました。

野上の立ち上がりについて、杉本投手コーチは「リズム、テンポが良いし、攻めている」と評価。その言葉通り、制球されたチェンジアップやカーブなどの変化球をうまく組み立て、相手に的を絞らせません。

3回と4回に大量得点をもらっても油断のないところは、さすがポーカーフェイスの持ち主。6回を投げ終えて2四球無安打と、ノーヒットノーランへの夢もちらつきました。しかし続く7回表、先頭打者に今日初めての安打を許すと、その後バックのミスも絡み2失点。この回を投げ終えたところで降板し、惜しくも今季初完投は逃しました。それでも、試合をしっかり作る安定感はさすがのもの。今季3勝目をマークしました。

また、序盤で一気に勝利を引き寄せる立役者となったのは、4番に座るスピリーでした。3回裏に相手先発･藤岡に対し2番･秋山が先制打を放つと、なおも2死満塁としてスピリーが打席へ。「打席に立つ時、リラックスすることだけを考えた」ことが功を奏し、直球にうまく反応。ライナーが中前で弾む2点適時打になり、追加点の欲しい場面で仕事を果たしました。

今日は他の打撃陣も活躍しています。浅村が4回裏に右方向へ2号ソロを放つと、打撃好調の炭谷は2安打。今日の試合を含め、4月13日に猛打賞を記録してからの10試合のうち6試合で複数安打と、バットの勢いは止まりません。今後も打線の明るい材料を生かした戦いを見せていきたいところです。

これで5カード連続の勝ち越し。貯金を確実に積み上げて後続のチームたちを引き離しています。明日もマリーンズを下し、連勝を4に伸ばしましょう!

-まずは、今日タイムリーを放ちましたスピリー選手です! 3回のタイムリーについて振り返っていただけますか。

(スピリー)満塁の場面でまわってきてすごくいいチャンスだったので、なるべくリラックスして打席に入り、ヒットを打てたことがすごくうれしいです。

-そしてこのお立ち台に上がってきてくれたわけですが、初めてですよね?

(スピリー)初めてです。とてもいいところです!

-ライオンズファンの印象はいかがですか。

(スピリー)すごく大好きなファンです。今チームが首位にいるのもファンの皆さんのおかげです。

-スピリー選手といえば、バッターボックスに入る曲が日本の曲です。日本の生活もお気に入りのようですね。

(スピリー)今年のキャンプから"ファッションモンスター"を口ずさんでいたので、それを登場曲にしました。皆さんが喜んでくれてとてもうれしいです!

-最後に、日本語でメッセージをお願いします。

(スピリー)アリガトウゴザイマシタ!


-今シーズン3勝目をマークしました、野上投手です! 今日は立ち上がりから緩急自在、4回までパーフェクトピッチングでした。

(野上)はい。

-ご自身のピッチングを振り返っていかがですか?

(野上)始まる前からピッチングコーチに「自分のできることをやってくれ」と言われたので、それができてよかったです。

-今日は自分の中で一番良かったボールは何でしょう?

(野上)勝ちたいという気持ちだと思います。

-立ち上がりからその気持ちが出ていました。それに、いい流れを渡さないという気迫も見られました。

(野上)十亀が完封しちゃってるんで、負けじとぼくも頑張ろうと思ったのですが。まぁ勝てたのでよかったです。

-野上投手の完封もそう遠くはないですね?

(野上)頑張ります!

-これで今シーズン3勝目をマークしました。次に向けてライオンズファンにメッセージをお願いします。

(野上)次も頑張ります!

投打ともに良い状態なので、「良い試合を」という気持ちで臨んだ。今日はしっかりと先制できて、先発の野上もゲームを作ってくれたよ。
点の取られ方がちょっと悪かったけれど、最後はしっかりと抑えてくれたね。勝てて良かった。

野上は球数も少なかったし、緩急をつけながら彼の持ち味を出してくれた。序盤は相手のランナーを1人も出さずに投げ続けたことは大きい。
打線も非常に効率良く得点を取ってくれたね。

野上はちょっと嫌な捉えられ方だったので、流れを変えるために7回で交代させた。
リリーフ陣も登板間隔が空きすぎるとよくないと思って登板させたよ。

今年の打撃陣はみんなつなぐ意識を持っているため、非常に効率良く得点できたね。
あのような形で大量点を挙げられたことで、相手も策を打てなくなるし良い形で得点が取れた。

明日登板する涌井は前回悪かったから、明日は期する思いがあるだろう。しっかり試合を作ってほしいね。