

vs楽天 第1回戦
序盤に制球の定まらぬ相手投手から得点を奪い終始ライオンズペースで試合は進みましたが、中盤から終盤にかけて反撃にあい2対3で逆転負けを喫しました。
先発・岸は懸命の投球も及ばず今季初勝利はなりませんでしたが、昨日の試合終了時点で打率が.364と好調が続く秋山が、力強いスイングで得点を生み出しています。
1対0で迎えた3回表。この回先頭打者の2番・秋山は相手先発・則本の低めのチェンジアップにうまく反応すると、飛球はバックスクリーン右に飛び込む3号ソロに。「真っすぐのタイミングでしっかり打席に入った」と話しながら、そこで変化球に合わせられる技術の高さはさすがのもの。チームトップの本塁打数を誇る若獅子が、攻・走・守の3拍子が揃った名手へと成長を見せていきます。
先発・岸は序盤、切れのある直球と変化球が低めに決まります。4回まで安打を許さない好投を続け、今季初勝利への道筋が見えていました。
しかし、0対2で迎えた6回裏、1死2,3塁のピンチで代打・高須を空振り三振とするも、ワンバウンドした変化球を捕手が止めきれず3塁走者が生還。ここで歯車が狂ってしまったのか、その後同点犠飛を許すと、続投となった次の回もこん身の投球実らず勝ち越し適時打を許してしまいました。
渡辺監督は今日の岸について「勝敗を分ける部分で彼の勝負弱さが出た」と指摘。自身初となる開幕投手に指名されながら、これで開幕から3連敗と苦しい登板が続いています。まずは1勝を手にするためにも、自分の力を信じて次の登板に備えたいところです。
明日は菊池が先発。東北で成長した姿を見せるためにも、快投を披露しましょう。
渡辺監督コメント
岸は全体的に見たらよく投げたけど、勝敗を分ける部分で彼の勝負弱さが出た。
それを克服しないとこれからも勝てない。
今まで勝っているピッチャーはみんなできている。
今日はバッテリーミスも出たし、バッターの振るぐらいの所は炭谷も捕ってやらないと。
打線はチャンスで力みが出ていた。