試合情報

試合前半は両先発が要所を締め互いに無得点。しかし7回表に先制に成功すると、その後も加点して4対1で勝利しました。

先発の野上は、昨季1勝3敗と唯一負け越したマリーンズを相手に力投。昨季からのさらなる飛躍を大いに感じさせました。

杉本投手コーチが「立ち上がりがちょっと慎重になりすぎたかな」と話すように初回は攻めの投球ができず2人のランナーを出しますが、無失点でしのぎます。

すると、その後は球を低めに集める本来の投球が戻ります。5回裏には1死1,3塁と先制のピンチを迎えますが、9番･岡田と1番･根元をそれぞれ直球で打ち取り窮地を脱出。誘い出す変化球と力強い直球を組み合わせて相手のタイミングを外しました。

今日の野上は7回1/3を102球、被安打7、奪三振4、与四球2、失点1の好内容で、今季自身2連勝となっています。

野上が降板した8回裏は1点を返され、なおも1死満塁のピンチ。一発出れば逆転される場面を任されたのは、3番手･岡本篤でした。ライオンズに在籍していた代打･G.G.佐藤を変化球で空振り三振に仕留めると、続く清田は中飛に。気迫の投球でリードを死守しました。

打線では今季バファローズから移籍してきた山崎が移籍後初スタメン。相手左腕･藤岡攻略の起爆剤としての期待にしっかり応えました。

両チーム無得点で迎えた7回表。2死3塁で打席に入った山崎は「なんとか前に飛ばそうと思ってくらいつきました」と振り返ったように藤岡のスライダーを打ちます。すると、フワリと上がった打球が右翼の浅い所に落ちます。移籍後初打点がチームに勢いをもたらす先制打となりました。

また、3試合ぶりに右翼手として先発出場した金子は、4回裏にホワイトセルの痛烈なライナーに対し、ライン方向へ駆け込むと思い切り腕を伸ばしてつかむ好捕を見せます。さらに打撃でも2安打を放って5試合連続安打を記録。攻守両方で良い状態を保っています。

連敗を2で止めることができました。明日もマリーンズを下し、カード勝ち越しといきましょう!

-おめでとうございます。

(野上)ありがとうございます!

-今日は粘りのあるナイスピッチングでした。

(野上)そうですね。ピンチもあって苦しいところもありましたが、何とか無失点でいけたらと思って投げました。

-最後は自身初の完封も意識しましたか?

(野上)あの展開だったら完投完封はしないといけないので、ちょっと悔しいです。

-去年相性の悪いマリーンズに対する勝利でした。

(野上)そうなんですか?

-1勝3敗です。

(野上)よかったです。

-4回にはルーキー･金子選手のファインプレーにも助けられましたね!

(野上)後ろを信じて僕は打たせるだけなので。守ってくれてありがとうと言いたいです。
-これで今シーズン連勝スタートとなりました。今シーズンの意気込みをお願いします!

(野上)一つずつ頑張って、しっかり自分のできることをやってチームの勝利に貢献したいと思います。

野上は接戦の中で味方が点を取るまでよく頑張った。
山崎も何かやってくれると思っていたので、あそこでよく打点を挙げてくれた。
ランナーがたまっている時の岡本篤はいいね。ああいう状況の中でよく抑えてくれた。
野上はよく投げたけど、あのイニングをもう一つギアを入れていかないといけないね。