

vsオリックス 第3回戦
開幕から3カード連続での勝ち越しのかかる今日の勝負。先発マウンドには十亀が上がりましたが、4回裏に集中砲火を浴びてしまい、0対10で敗れました。敗戦投手となった十亀はデビューからの連勝記録が7でストップとなり、チームにとっては今季初のカード負け越しとなっています。
試合前半から大きく引き離される苦しい展開でしたが、4月5日に2011年以来と久しぶりのマウンドに上がった坂元が2番手として登板。勢いに乗るバファローズ打線の流れをしっかり断ちました。
0対8と大量リードを奪われ、なおも1死2塁と相手の攻撃が続く4回裏途中からマウンドに上がった坂元は、李大浩、T-岡田と長打のある打者を次々と仕留めます。
続く5回裏は多彩な変化球を使って狙い通りの3者凡退に抑えると、6回裏もよく曲がるスライダーやフォークを駆使して3人斬りとしました。
昨季は一度も登板できず、今季にかける思いは人一倍強いものがあります。ライオンズが4球団目となる渡り鳥の苦労人が、どんな場面でも役割を果たす職人的な投球を見せてくれるでしょう。
他の継投陣では、8回裏を任された大石も3者凡退に抑えました。新守護神として期待が集まっていますが、今はウィリアムスが最後を締める場面もあり、まだ万全の信頼を勝ち取っているわけではありません。与えられた登板機会で積極的にアピールしていきたいところです。
あさってはQVCマリンに舞台を移しマリーンズとの今季初戦となります。ライオンズの選手、監督でもあった伊東監督が率いる相手をたたき、再び上昇気流に乗りましょう。
渡辺監督コメント
ピッチャーは投げるだけではない。十亀は今までもあった。やるべきことは沢山ある。あの回は頭の中が真っ白になったと思う。
十亀の悪いところが出たね。早いうちにこういうところが出て、良い薬だと思うよ。