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2013.04.04 THU
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vs福岡ソフトバンク 第3回戦

先発投手陣の安定感が光るライオンズ。今夜も投打の「軸」となる選手が活躍して、3対1の勝利。ホークスを相手に、同一カード3連勝を決めました。

「投」の軸は、2012年4月15日のバファローズ戦以来、約1年ぶりとなる先発マウンドに上がった涌井。1回表は1死から長打を放たれますが、続く内川、ラヘアを打ち取り、無失点で立ち上がります。2回表は先制弾を浴び、なおも1死満塁のピンチを背負いますが、踏ん張って追加点を許しません。杉本投手コーチが「ゲームに入って焦り過ぎている感じがする。じっくり緩急を使って落ち着いて粘り強く投げてほしい」と心配する中、涌井はその言葉どおりの投球を展開します。

味方が同点に追いついた直後の4回表、先頭の長谷川にいきなり三塁打を放たれた涌井でしたが、ここから圧巻の投球。柳田を高め直球で空振り三振に仕留めると、続く山崎、本多をいずれも厳しい内角攻めで内野ゴロに打ち取ってみせます。

5回表にこの試合初めて3者凡退にホークス打線を片付けた涌井は、勝ち越し点をもらった後の6回表も無失点で切り抜けます。「もう少し長いイニングを投げれれば良かった」と振り返った涌井でしたが、6回を115球、被安打8、奪三振4、無四球、失点1の内容で今季初白星。先発復帰のマウンドを上々の結果で終えました。

「打」の軸は4番・オーティズ。3回裏に右前適時打を放ち、今季初打点をマークしました。片岡、秋山の1,2番コンビが連打で作った2死1,2塁の場面で打席に入ると、地を這うようなライナーで一二塁間を突破。1対1と同点に追いつきました。「今シーズン最初の打点がチームの同点打になり良かった。自分のバッティングも良くなってきているのでこれからどんどん打つよ」と語ったオーティズ。昨夜は3安打を放っており、打撃の調子も上向きです。今後に向けて力強いコメントを残してくれました。

殊勲の決勝打を放ったのは6番・浅村でした。1対1の同点で迎えた5回裏、2つの四球で2死1,2塁とすると、ここで浅村が勝負強さを発揮。外角低めに曲がり落ちる変化球に対し、体勢を崩されながらも右中間にはじき飛ばした打球は、前進守備を敷いていた右翼手が追いかける向こう側に弾みます。「涌井さんが頑張っていたので、抜けてくれて良かった」と胸をなで下ろした浅村。強い気持ちが後押しした一打が、決勝点をもたらしました。

9回表を3者凡退で封じた大石は、プロ初セーブ。守護神としての一歩を踏み出し、試合を締めくくりました。明日からは、京セラドームに乗り込み、バファローズとの3連戦です。今季初となるビジターゲームで連勝を伸ばし、開幕ダッシュの足取りを確かなものとしましょう!

投打のヒーロー、浅村選手と涌井投手です!

-まずは打のヒーロー、浅村選手。1対1、同点の5回に決勝タイムリーの打席が巡ってきました。振り返ってください。

(浅村)涌井さんも頑張っていたので「何が何でも打つ」と思って打席に入りました。

-その前の打席でライトへのヒット、そして右中間への決勝タイムリーと、今日は右方向へ2本、浅村選手の気迫をよりいっそう感じました。

(浅村)外国人のピッチャーで球が動いていたので、あまり強引にいくと、良い結果が出ないと思いました。

-6試合を終わって打率は4割を超えています。打点も今日の2打点を加えて6となりました。チーム同様、良いスタートを切れましたね!

(浅村)個人的にもうれしいんですけれど、とりあえずチームが勝てたことが良かったです。

-チームも5連勝です。

(浅村)そうですね。はい。

-これでしばらくはビジターに出ます。ライオンズファンにメッセージをお願いします。

(浅村)連勝してきます!!


-今シーズン初登板、初先発で初勝利。涌井投手です!!

-久々の先発マウンドでしたが、マウンドに上がってみて景色、雰囲気はいかがでしたか?

(涌井)別に、いつもと変わらなかったです。

-ということは、落ち着いて今日のマウンドに入れたということですね。振り返って今日のピッチングはいかがでたか?

(涌井)相変わらず、ピンチ、ピンチの連続で、本当はもっと長い回を投げられれば良かったですけれど、粘っていれば、あそこでサインを書いている浅村が打ってくれると思っていたので、その通りになって良かったです。

-涌井さん自身も、WBCから帰ってきて、オープン戦では一度も先発せずに今日の試合を迎えました。不安はありませんでしたか?

(涌井)無いと言えば嘘になりますけど、それなりの調整をやらせてもらったので、大丈夫でした。

-開幕まで少し間がありましたが、良い時間を過ごせたということですね。

(涌井)十分、過ごせました。

-開幕してから、先発ピッチャーとして登板した前の5人の活躍が刺激になったのではないですか?

(涌井)そうですよね。後輩が簡単に勝つもので、後ろで投げるピッチャーがどれだけプレッシャーがかかるか、わかってないですね。

-しかし、そのプレッシャーを見事にはねのけて、今シーズン初先発で、初勝利です。さぁ、次に向けて意気込みを聞かせてください。

(涌井)次回は千葉になりますけど、ちゃんと最後まで投げきって、西武ドームに帰ってきたいと思います。

渡辺監督コメント

今季初めて追う展開になったけれど、早めに同点に追いついてくれたし、涌井も何とか最少失点でいってくれたので非常に良かった。同点に追いついてから、チャンスはあったがなかなか1本が出なかった。でも今日はしっかり追加点がすぐ取れたので、流れ的には非常に良い流れでいった。最終的に3-1というタフな感じの試合展開になったけれど、後ろをつないだピッチャーもなんとか0点で抑えてくれて、形的にはすごく良い形だと思う。

(涌井について)まずはWBCから帰ってきて初めての登板だった。まだフォームも不十分な状況でしっかり今日に調整してきてくれたなという感じがした。今日はランナーを出しても粘り強く放ってくれたところは評価できる。球数が100球ぐらいで今年初めてそれだけ投げたと思うので、あとは肩の張り具合とか見ながらまた次の登板に備えてほしい。

(打線について)今日は再三ランナーは出したが、ゲッツーが多くてなかなか決め手がなかった。でも浅村が1,2塁の状況でしっかりセンター中心にという気持ちを持ってしっかり打ってくれた。意外と打球がのびたなという感じ。今はうちのポイントゲッターなので、この状態を維持してほしい。

(大石について)今後ろは状況に応じた起用法になっていくと思う。今日のこういう試合展開の中でしっかり3人で抑えて帰ってきたというのは、彼にとっても自信になると思う。次の登板もしっかり抑えてほしい。

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