

vs北海道日本ハム 第2回戦
今日は先発・菊池の好投や打線も少ない好機を生かし、終始ライオンズペースで試合が進みます。最終回に反撃にあうも何とか振り切り、4対2で勝利。チーム今季初白星を西武ドームへ詰めかけたファンに届けました。
序盤こそ杉本投手コーチが話すように「慎重になりすぎた」菊池は球数がかさみますが、腕をしっかり振っていきます。100球を超えた6回表途中に疲れが見えて降板したものの、5回1/3を投げて115球、被安打4、奪三振6、与四球4、無失点という内容で先発としての仕事を果たしました。そして、花巻東高校の後輩にあたるルーキー・大谷との勝負では、低めに変化球を集めて2三振を奪った菊池に軍配。スタンドを大いに沸かせました。
高校の先輩として、そしてプロとしての意地を見せた菊池。「大物ルーキー」と呼び声高い中プロ入りした両者の勝負は見応え十分でした。これからも繰り広げられるであろう2人の戦いに注目です。
そして打者では、昨日に続いて「強打の2番打者」に座した秋山が、チーム今季初本塁打を記録しています。
1対0で迎えた6回裏。ここまで攻めあぐねていた相手先発・ウルフの微妙に動く球を「開き直って思い切りいきました」と振り返ったようにフルスイングすると、打った瞬間それと分かる弾丸ライナーが右翼席へ。貴重な追加点、そしてチーム今季初本塁打となりました。
また、昨日は安打のなかった6番・浅村は2回裏に先制犠飛、さらに7回裏には相手を突き放す適時二塁打と、2安打2打点の大活躍。勝負強いスイングで打線を引っ張りました。
明日は勝ち越しをかけた開幕カード3戦目。今カードを勝利で締め、次の戦いへ向け勢いに乗りましょう!
今日のヒーローは、浅村選手と菊池投手です!



-今シーズン初のお立ち台。ヒーローインタビューは、チームを勝利に導いた浅村選手です!
-今日はいきなり最初のバッターボックスで、チャンスが巡ってきましたね?
(浅村)はい。
-初球からいきました。
(浅村)チャンスだったので、積極的にいこうと思いました。
-あれで少しほっとして、次の第2打席を迎えられましたか?
(浅村)それはありますね。
-そして、その後は連続2ベースヒット。タイムリーもありました。
(浅村)はい。
-今年の浅村選手のバッティング、甘い球は初球から積極的にと。このスタイルは変わらないと見てよろしいでしょうか?
(浅村)はい、ありません。
-開幕戦ではノーヒットでしたが、期するものはありましたか?
(浅村)独特の雰囲気にちょっとやられてしまいましたけど、今日は打ててよかったです。
-そして、チームは今季初勝利です!
(浅村)はい。
-明日に向けて意気込みを聞かせてください。
(浅村)明日も勝ちます!
-そして今シーズン初登板初勝利、菊池投手です!
-今年の初登板は、開幕2戦目を任されました。マウンドの空気、雰囲気はいかがでしたか?
(菊池)いつも通り投げられたと思います。
-ランナーを背負いましたが、その後は非常に落ち着いていましたね。
(菊池)無駄なフォアボールが多かったですけど、銀さん(炭谷)のミットをめがけて投げました。
-今日は菊池投手ご本人も大変楽しみにしていた、花巻東高校の後輩・大谷投手との対戦もありました!
(菊池)すごい選手なので、負けないように投げました。
-そのすごいルーキーから、2打席連続三振ですよ!
(菊池)たまたま三振に抑えましたけど、次はいろいろ変えてくると思うのでしっかり抑えられるように頑張りたいです!
-今シーズン初登板で初勝利。今シーズンの目標、具体的な数字があったら教えてください。
(菊池)今年こそ一年間ローテーションを守って、2ケタ勝てるように頑張ります!
-次に向けてのメッセージをお願いします。
(菊池)これからもひとつひとつ勝っていくので、応援よろしくお願いします!
渡辺監督コメント
(今シーズン初勝利について)まずは1勝できたことが大きいと思います。
最後は考えられないミスも出ましたがなんとか勝てて良かったです。
(菊池について)緩急をうまく使って、ナイスピッチングでした。
無駄な四球もありましたが粘り強く投げたと思います。
(相手の大谷選手との先輩後輩対決について)負けたくないという気持ちもあると思いますし。
(浅村・秋山について)1点差という重苦しい雰囲気の中でアキ(秋山)が良いホームランを打ってくれて、
あれでチームもいけるぞという雰囲気になりました。
細かいミスをなくしていかないといけないので、今日みたいなゲームはしっかりゼロで抑えて逃げ切らなければいけない。
今後のうちの課題だと思います。
ひとつ勝ててほっとしているので、明日も良い形で勝てればと思います。