• FCログイン

閉じる

  • Lions
  • FCログイン
2013.03.24 SUN
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
1
0
0
0
0
2
0
2
1
0
0
0
2
0
0
X
R
H
3
6
5
16

vs横浜DeNA オープン戦第3回戦

開幕を間近に控えたオープン戦最終戦は、WBCから帰還した牧田がほぼ安定した投球を見せると、序盤から打線もコツコツと安打と得点を重ねる展開に。終盤詰め寄られましたが逃げ切り、白星でオープン戦を締めくくりました。

この日のライオンズ先発は、WBCで獅子奮迅の活躍を見せた牧田。帰国後初の先発登板でも泰然自若とした投球を披露し、状態の良さを見せています。

牧田は初回からストライクゾーンの高低をうまく使った投球で、上々の滑り出しを披露。2回もブランコ、ラミレス、筒香と続く強打者のバットの芯をいずれも外して3者凡退に仕留めると、3回には1点を返されましたが、いつも通り慌てることなく最少失点でしのぎます。

5回を投げ61球、被安打3、奪三振3、与死球1、失点1という内容だった獅子のサブマリン。ボールやマウンドの違いなど適応が必要な点が多い中、帰国後初マウンドということを考慮すれば上出来と言えます。国際舞台で修羅場をくぐり抜けた経験を大きな糧とし、リーグを代表する投手の一人としてさらなる高みを目指します。

また同じく日本代表の一員として戦った涌井も、6回からマウンドへ。8回には不運な当たりや味方の失策などで2点を返されましたが、鋭い当たりはほとんど許しませんでした。こちらは先発として復活を懸ける大事な年。有無を言わせぬ結果で、"背番号18"の復権を果たしたいところです。

打線では、オープン戦・公式戦通じ、2010年以来自身2度目の3番で先発出場した浅村が、初回に先制の適時打を記録しました。さらにこの日は第2打席、第4打席、第5打席でも安打を放ち4安打を記録。土壇場で結果を残し、ポイントゲッターとして中島が座していた3番の座を虎視眈々と狙います。

今季のオープン戦は18試合を戦い、9勝9敗で終了。チーム本塁打数が1本にとどまったもののチーム盗塁数は26個で、年間144試合換算では208盗塁に達する機動力の高さを見せました。中でもルーキー・金子が台頭。持ち味である快足ぶりを存分にアピールし、開幕1軍へ視界は良好です。

遊撃のポジション争いでは、2年目の永江が猛アピールし、オープン戦を打率.375(48打数18安打)で終えました。オープン戦後半に得意の守備でやや乱れがあったことは反省点ですが、攻守でアピールを続け、年間通しての活躍を誓います。

投手陣では、開幕マウンドを見据える岸が17回を投げ17奪三振、与四球2、失点・自責点わずか1で防御率0.53と、今季の大活躍を期待させる仕上がりぶりを披露。救援陣では大石が9回を投げ被安打3、奪三振7、さらに失点・自責点は0。いよいよ、大器覚醒を予感させています。

3月29日の開幕まで、あと5日。相手は昨年のリーグ覇者・ファイターズです。主砲を欠く状態でのシーズンインとなりますが、激しいデッドヒートの末に戴冠を許した宿敵を"骨太"な野球で蹴散らし、2008年以来のリーグ優勝、そして日本一へ幸先良いスタートを切りましょう!

渡辺監督コメント

WBC組の牧田と涌井についてはこの試合、しっかりと多くの球数を投げてほしいという気持ちがあった。ボール自体も大丈夫だなと感じたね。WBCで使っていたボールとの違いがあったかもしれないけど、このボールで1年間投げるのだから早く慣れてほしい。

打線ではオープン戦最終戦でこれまで当たっていなかった片岡、浅村の打順を上げたけど、2人とも気持ちよく開幕を迎えられそうだね。あとはチャンスで点を挙げられるかどうかかな。作戦ではバント失敗やサインミスがあったから、開幕までの練習期間でしっかりと修正していきたいと思う。

オープン戦はチームのホームラン数が1本。その分走塁で仕掛ける野球に取り組んできた。キャンプの時から走塁に対してずっと意識付けてきたからね。今のチームはどの打順からもサインが出る状況。全て機能できるか分からないけど、開幕以降のゲームで高い意識を持ったプレーすることに期待したいよ。

オープン戦を終えてチームを見てみると、まだ完成していない状態。このままの状態で開幕を迎えるのは考えられないし、限りなく完成に近い状態で開幕戦に入りたいね。これからが本番になってくるので、若い選手や新しいポジションに入る選手はプロとして結果を出してほしい。

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート