試合情報

本拠地でのオープン戦4連戦最後の試合は対タイガース。昨夏の甲子園を大いに沸かせた話題のルーキー･藤浪が相手先発です。序盤に1点を先制されるも、その後は3人に適時打が飛び出し3対1で勝利。昨日沈黙した打線が、今日は復調を見せました。その中で打席には立ちませんでしたが、2年目の田代が打線に火を付けるガッツを見せています。

4回裏、昨日に続いて代走で出場した田代。1塁上でタイミングを計りスタートを切ると、ワンバウンドした送球が後頭部周辺に当たりながらも2塁を陥れてセーフ。田代がなかなか起き上がれないためベンチからスタッフが向かいましたが、そのままプレーを続行します。この後、その気丈さに燃えた6番･秋山が適時打を放ち、田代は同点に追いつく本塁を踏みました。今季の飛躍を誓う若獅子が、痛みに負けじと少ない出場機会で必死さを見せています。

そして秋山の同点打の後に勝ち越し打を放ったのは、捕手で先発出場した8番･上本。2死2塁の好機で打席に入ると、外角へのスライダーをコンパクトなスイングで流し打ち、左前適時打に。巧みな打撃で、藤浪にプロの洗礼を浴びせました。

7番･一塁手で先発出場した浅村も、6回裏に左中間を切り裂く適時二塁打を記録。各ポジションの定位置争いが激しさを増しています。切磋琢磨し、チーム力を高めていきましょう。

また、先発の石井は毎回走者を出しながらも、5回を投げ83球、被安打5、与四球2、奪三振2、失点1と粘投。ベテランらしい投球術で最少失点にまとめました。18年目のシーズンに向け、準備は整いつつあります。

明後日は甲府でオープン戦を行います。各選手が今まで以上に質の高いプレーを披露していきましょう!

今日先発した石井は何とかよく粘って投げていたと思う。全体的にもうちょっと調子が上がってくればいいんだけどね。

相手の藤浪くんに対して、ウチの打線は初めて対戦するためやりづらさはあったと感じている。それでも、しっかり対応していたんじゃないかな。ただ、打線のつながりについては、ここという場面でヒットが出るか出ないかで変わってくる。今後もいろいろ見極めていきたいね。走塁のミスもあったので、その点を修正しなくてはいけない。

昨日に続き外野を守った金子は、これまで難しい打球がきていないですけどそつなく守っている。今は1番を多く打っているけど、今後どうなるかはまだわからない。

最後に投げたサファテはランナー無しの場面でもクイックで投げていたり、いろいろ考えているなというのが伝わってくるね。