

vs千葉ロッテ オープン戦第1回戦
今季初となる本拠地・西武ドームでのオープン戦。相手はかつて渡辺監督ともライオンズでプレーした伊東監督が率いるマリーンズです。試合は終盤に中継ぎが打たれて3対4で敗れましたが、投打で収穫がありました。
昨季のルーキーイヤーでは、主に中継ぎとして奮闘した十亀が先発。素晴らしい投球で新境地を開いています。
十亀といえば浮き上がるような切れのある直球が武器ですが、緩いカーブやスライダー、それにシンカーも大きな特徴。力で押したあとに変化球でタイミングを外すなど、球種のコンビネーションを確かめるように投げました。
「力で押すことができ、それが持ち味なので良かった。きょうは左打者への外角のストレートとシンカーで空振りがとれていたこともよかった」と振り返ったように投球術がうまくはまり、6回を投げて82球、被安打1、奪三振5、与四球1、無失点の好内容。「今年は先発になったので、このままやっていきたい」と、先発転向へ意欲十分に語りました。
一方の打線では、ルーキーながらオープン戦絶好調の金子が、核弾頭に名乗りを上げるべく今日も持ち味をアピール。2回裏に中前安打を放つと、自慢の俊足を飛ばして盗塁成功。4回裏にも安打を放ち、これで複数安打に。開幕戦先発出場に向け、猛アピールする日々が続いています。
また、去年から加入したヘルマン、オーティズの外国人コンビも結果を出しました。
昨季は新戦力として全試合出場、リーグ2位の41盗塁を決めるなどチームに欠かせない存在となったヘルマン。1回裏に左前適時打を放つと6回裏にも安打を放ち、2安打をマークしました。また、オーティズも4回裏に2点適時打を放ち、両外国人選手が昨季以上の活躍に向けて順調な仕上がりを見せています。
明日は敵地・QVCマリンに移動して再びマリーンズとの試合。各選手が出場のチャンスを無駄にすることなく、結果を出していきましょう。
渡辺監督コメント
(十亀は)バタバタしたところはあったけれど、その後は自分のペースで投げることができた。
開幕ローテーションの候補となってはいる。
(小石は)今日は本来のピッチングができていなかったと思う。
2アウトまでこぎつけていたので、最後の詰めのところでああいう形になるのは良くない。
点差を考えながらのピッチングもできるようになれば、また違ったところが出てくる。
(金子については)ここのところずっと結果も出てる。
ただ毎日2,3個ずつエラーしている点については、うちの目指している野球ではないのでそこらへんは開幕までにはしっかりしてほしい。
(片岡については)今日初めて出場したけれど、スタメンで出る時も当然これからあると思う。