

vs千葉ロッテ 第24回戦
昨日3位・ホークスが敗れたため、ライオンズのレギュラーシーズン2位が決定。今日は西武ドームでのレギュラーシーズンホーム最終戦であり、今季限りでの引退を迎えた平尾、佐藤、大島のセレモニーもあります。3選手を気持ち良く送り出すためにも勝利したい一戦。接戦となった勝負で先に1点を奪われるも、9回裏に執念の攻撃が実を結び、相手守護神・薮田から2つの押し出し四球を選んでサヨナラ勝ち。劇的な勝利を収め、引退する選手たちの花道を飾りました。
今日のサヨナラ勝利は、頭の中に様々な思いの去来する選手たちが一丸となり、気持ちでつかみ取ったものと言えるでしょう。
9月29日以来の先発出場となった中島でしたが、試合開始前まで中島と3厘差で首位打者となっている角中を擁するマリーンズに勝負させてもらえませんでした。1打席目に歩かされると、2打席目も相手捕手は外へ。中島はカウント3-0からスイングして勝負を促すも、結局1塁へ歩かされてここでベンチへ。中島の無念を晴らすべく、そして引退する選手たちのために、先発・岸をはじめとする選手たちが"獅子の意地"を見せました。
初回に1死2塁のピンチを切り抜け、ここからテンポの良い投球を演じる岸。杉本投手コーチが「ボール、コントロールともに良い」と話したように要所で良いコースに決まる変化球を有効に使い、4回表にはわずか7球で相手打線を料理。6回途中まで無安打の相手先発・藤岡に譲らぬ好投を見せます。
岸は6回を投げ終えわずか2安打に抑えていましたが、7回表に井口に失投を捉えられて先制本塁打とされます。
しかし、これで簡単には崩れない岸。リードを許す中でも続投となった8回表、9回表を3者凡退に抑え、サヨナラ勝ちへの流れを呼び込みました。
今日の岸は9回を投げて123球、被安打3、与四球1、失点1、奪三振数は3回以降毎回となる9奪三振と、素晴らしい内容。熱投が報われ、8月28日以来となる久々の勝利で11勝目をマークしました。クライマックスシリーズでは今日以上の接戦も予想されます。相手にわずかな隙も見せないよう、さらに集中力を高めましょう。
明日は京セラドームに移動し、今季レギュラーシーズン最終戦となります。ここでライオンズ野球の集大成を見せて勝利し、13日から西武ドームで迎えるクライマックスシリーズファーストステージに弾みをつけましょう!
ホーム最終戦終了後 栗山選手コメント

ファンの皆様、今シーズンも温かい応援をありがとうございました。
皆様の期待に十分に応えることができなかったことは選手みんな悔しいと思っています。
しかし、やりかえすチャンスを勝ち得たので、所沢から日本一に向けて頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします。
渡辺監督コメント
2012年シーズン、今年もたくさんの温かい声援をいただき、本当にありがとうございました。
春のキャンプから最大の目標に掲げていた優勝こそ一歩及びませんでしたが、皆さんの熱い声援を力に変え、選手は精いっぱい頑張ってまいりました。一緒に戦っていただいたファンの皆さん。そして、全力を出し尽くしたチームのみんな。私は誇りに思っております。
そして、まだ我々にはやるべきことがあります。まずは、クライマックスシリーズファーストステージをこの地元・所沢でソフトバンクをたたき、ファイナルステージでは北海道に乗り込んでファイターズを打ち破り、必ず日本シリーズに駒を進めたいと思っております。もう少しの間、皆さんにお力をいただければうれしく思っております。
季節はめっきり秋めいてまいりましたが、まだまだ皆さんと一緒に、熱い熱い時を過ごしましょう! よろしくお願いします!