2012.09.29 SAT
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vs北海道日本ハム 第24回戦

いよいよ迎えた最後の首位決戦。優勝マジックの点灯したファイターズに食らい付くためにも、絶対に負けられません。先発・岸は杉本投手コーチが「ブルペンでの調子は良かった」と話した通り優れた制球を見せますが、3回裏に糸井に低めの変化球をうまく打たれて2点を先制されます。その後は両チームが得点を奪い合うも、リードを許し続ける展開。9回表に意地を見せ中島の適時打で1点を返しますが、追い付くには至らず2対4で試合終了。渡辺監督が「この2連戦は点差以上に力の差を感じた」と語る敗戦を喫し、最後の首位決戦を連敗で終えました。

0対2で迎えた5回裏に先発・岸を打球が強襲して緊急降板となると、救援陣が失点し重々しいムードとなります。しかし、選手たちに諦める姿は全く見られませんでした。集中打で気迫の反撃を見せた6回表を振り返りましょう。

相手先発・ウルフに対し、この回先頭の5番・オーティズが今日2本目の安打で出塁。9月6日以来の複数安打とすると、6番・ヘルマン、7番・大崎も安打で続き無死満塁に。一発出れば逆転の好機を演出しました。

この後1死満塁と場面が変わり、代打・カーターが打席へ向かうと、相手も2番手・宮西を送り込みます。打球は二塁手の前へ転がるゴロとなり併殺を狙われますが、カーターが激走してわずかに早く1塁を駆け抜け、この間に3塁走者が生還。カーターの執念が反撃となる1点を呼び込み、諦めない姿勢を打ち出しました。

なお大崎は4回表と8回表にも安打を放って6月8日以来となる猛打賞を記録。9月中は不調が続き2軍落ちも経験していましたが、今日の打撃を機に本来の力を取り戻しましょう。

また3点差で迎えた9回表には、2死3塁の場面で中島が放った当たりが高く弾んで3塁線際へ。しかし中島は諦めることなく1塁へ全力疾走。これが相手のミスを誘い、送球は高くそれて執念の適時内野安打となります。最後の27個目のアウトがコールされるまで諦めない中島の全力を出しきる姿勢が、得点を生み出しました。

敵地・札幌ドームで最終決戦2連戦に立ち向かいましたが、まさかの2連敗。首位・ファイターズの優勝マジックは2となりました。しかし、まだ優勝の可能性がついえたわけではありません。渡辺監督も「これから全力でいくしかない」と、気持ちを切らさずに切り替えていく姿勢を見せました。勝ち続けて希望をつなぎとめるためにも、明日西武ドームに戻って迎え撃つバファローズを下しましょう。

渡辺監督コメント

これからも前を向いていくしかない。
連戦が続いている。
この2連戦は点差以上に力の差を感じた。
これから全力でいくしかない。

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