

vs楽天 第21回戦
「西武鉄道創立100周年記念シリーズ」のユニフォームを着用して臨む今カード第2戦目。9月はここまで3勝負け無しの牧田が先発マウンドへ上がりますが、序盤から調子を上げられず、まさかの3回降板。6回裏に中村が25号ソロ本塁打を放つなどして追い上げますが、逃げ切りを許し2対3で惜敗を喫しました。
お互いに負けられない試合は、2戦続けての接戦。その中で中村が4番の本領を発揮しています。
相手先発・ダックワースに対し、5回まで3安打に終わっていた打線。0対2とリードされて6回裏を迎えると、ここも2死とされて4番・中村が打席へ入ります。外角への微妙に動く球を振り抜くと、弾丸ライナーとなった打球が左翼席へ飛び込む25号ソロ本塁打に。9月15日以来となる一発の後に「ここから逆転したいと思います」と強い決意を口にし、ここまで沈黙していた打線を鼓舞しました。
また、8番・捕手の炭谷が持ち味である右方向を意識した打撃で、好機を演出。右打者の内角を厳しく突いてくるダックワースに対して右前安打を2本放ち、攻めあぐねていたダックワースの攻略に注力していました。
また、1対3で迎えた7回裏には、1死3塁で一二塁間を抜けようかという打球を放ちます。相手二塁手の好守に阻まれるも、内野ゴロの間に3塁走者をかえしました。
投手陣では、2番手・小石が7月11日以来の1軍マウンドへ上がりました。
プロ入り初の中継ぎ登板となった小石。その立ち上がりとなる4回表は無失点に抑えますが、続く5回表は2死1,3塁とされたところで降板。久しぶりの登板は走者を残してベンチへ下がる悔しい結果となりました。しかし、このピンチで続くマウンドを任された3番手・大石は、迎えたガルシアを変化球で空振り三振に仕留めてピンチを脱出します。
まだ10連戦が始まったばかりですが、今日は7人の投手をつぎ込みました。これからも投手陣を総動員させての戦いが予想されます。中継ぎ陣の力が勝負を左右してくる今後の試合でも持てる力を全て出しきり、与えられた役割を果たしましょう。
今日の試合で首位・ファイターズが勝利したため、ゲーム差は2に広がりました。シーズンもいよいよ残り10試合。リーグ制覇に向けたラストスパートで、気持ちを休める暇はありません。明日も記念ユニフォームを着用して臨む試合で、白星を手にしましょう!
渡辺監督コメント
(牧田投手について)ボールも生きてなかったし、 コントロールも悪かった。
ヒットを打たれてたので見切りをつけてつなぎました。
これ以上投げていてももう何点か取られていた、そういう状態だった。
(打線について)初物で一回りはどうかなという感じだったけれど、やっぱり彼の持ち味というところにはまってしまったという感じです。
ヒットを打たれても点を与えなければ良いこと。
点が取れそうもなかった。
早めに追い付いていかないといけないところだった。
中継ぎ陣が抑えていたので、早めに点が取れればよかった。
切り替えていきます。