試合情報

首位を目指すためにも、悪い流れを断ち切りたいホークス戦。先発･菊池は「フォアボールでリズムを悪くした」という自身の言葉通り、立ち上がりから制球に苦しんで序盤からリードを許すと、その後は主導権を奪い返すことができず1対5で敗れました。

4連敗となる痛い敗戦になりましたが、4番･中村が4安打と気を吐きました。

0対2で迎えた3回表、相手のプロ初先発･二保の制球が乱れたところを攻めて1死1,2塁とし、打席には中村。初球の高めに浮いた変化球を見逃さず引っ張り、左前に運ぶ適時打に。「チャンスだったので打ててよかった」と話す中村の一打で、1点差に詰め寄りました。

また、5回表の2死走者無しで打席に入った際には、2番手･岩嵜の初球を捉えて左中間フェンスの下部に当たる打球を放ち、これが二塁打となります。

1対3と追撃したい場面で迎えた7回表には、1死1塁から3番手･森福の球を捉えて中前安打とし、8月31日以来となる今月初の猛打賞を記録。9回表にも安打を打ち、6月5日以来となる1試合4安打としました。

下位打線も安打を重ねます。8番･炭谷は2回表に安打、6回表には左翼に運ぶ二塁打と2安打を記録し、今月4度目の複数安打に。昨日に続く先発出場となった9番･斉藤も足を生かした内野安打を2本打ち、今季初となる複数安打を記録しています。

また、1対5で迎えた8回裏には、5番手･大石が8月5日以来となる1軍マウンドへ。走者を出しながらも無失点に抑え、地元･福岡で力投を見せました。今日の投球をきっかけに1軍に定着し、シーズン終盤で疲労のたまっているブルペンを助けていきましょう。

今日も首位･ファイターズが勝利し、ゲーム差がファイターズと2.5、3位･ホークスとは1と、状況は苦しくなっています。今日の試合後、渡辺監督は言葉短く「明日は全力で勝ちにいく」と結びました。

今季序盤は投打がかみ合わず最下位に沈んでいたものの、ひとりひとりが常に全力を出しきる姿勢を失うことなく猛追し、ついに首位争いをするまでに勝ち上がってきました。残りはわずか16試合。ここが今季最大の踏ん張りどころです。明日こそ連敗を止め、2012年のペナントレースをライオンズの流れに持っていきましょう! リーグ優勝を果たすために、"絶対勝つ"!

大事な2戦、負けたのは監督の責任。
明日は全力で勝ちにいく。