試合情報

3位･ホークスとの大事な3連戦初戦。2回裏に2点を先制されるも、直後に秋山の適時打で反撃して1点を返します。しかし、その後は好機を生かせず1対2で惜敗を喫しました。

自身4月以来の福岡での登板となる先発･岸。2回裏に多村に一発を許して2点を先制されるものの、「気持ちも前向きだしボールも良い」という杉本投手コーチの言葉通り、投球内容は悪いものではありませんでした。

5回裏は低めに球を集めてこの試合初めての3者凡退に抑えると、続く6回裏は2人の走者を置きながらも冷静さを保ち、低めを意識した投球で無失点。ここで降板となりました。

一発で試合を決められる悔しい結果となりましたが、次の登板では自身9月初勝利をつかみ取り、チームに勢いをもたらしましょう。

打線は1点を奪うにとどまったものの、今季40個目の盗塁を決めたヘルマンの足が見せ場を作り、今季初スタメンの斉藤と秋山の打撃が追い上げムードを高めました。

2回表、相手先発･攝津に対し2死走者無しで打席に入ったヘルマンは、足で稼ぐ内野安打で出塁。連続試合安打を9に伸ばすと、出塁した直後にすかさず盗塁を決めました。

これが節目の今季40個目の盗塁となったヘルマン。ライオンズで過去に40盗塁を記録したことがあるのは現ホークスの秋山監督、現イーグルスの松井、片岡の3人だけで、ヘルマンはライオンズ史上4人目のシーズン40盗塁達成者となりました。また、外国人選手の40盗塁到達は、1956年の阪急･バルボン以来となる大記録。ヘルマンは7回表にも盗塁を決めると、打撃でも2安打を放つ活躍を見せています。

4月28日以来の1軍出場、今季初のスタメンとなった9番･斉藤。0対2と先制された直後の3回表、本塁打になろうかという飛球を放ち、左翼フェンス上部を直撃する二塁打に。これが今季初安打となります。

この後2死2塁となり、打席に入るのは初回に安打を放っている2番･秋山。直球を捉えた打球は中前へ転がり、2塁走者をかえす適時打になります。自身今季100安打目となった適時打について、「斉藤がチャンスを作ってくれて、追い込まれたけどコンパクトに打てました」と振り返った秋山。節目の安打数に満足することなく、鋭い当たりを放ち続けていきましょう。

今日の試合で首位･ファイターズが勝利したため、ゲーム差が1.5に広がりました。また、3位･ホークスとのゲーム差は2に縮まり、優勝争いはますます混沌としています。明日は気迫の投球が続く先発･菊池が登板。勝利を引き寄せ、まずは連敗を止めましょう。

岸はトータルでは良く投げているんだけど、競り合いに弱いね。
コントロールミスを簡単にやられている。
相手よりも多く点を取られてしまうところが、物足りない部分だね。

打つ方も点が取れない。
攝津投手に5敗しているが、相性もあるかもしれないけど、そんなに負けてはだめ。

選手たちに硬さはないが、今はチームの状態が悪い。
しっかり反省して明日切り替えていくしかない。