2012.09.14 FRI
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vs千葉ロッテ 第19回戦

連勝を伸ばし、首位の座を堅持したい敵地でのマリーンズ戦。2本のアーチで作ったリードをバックの好守で保つと、終盤の相手の反撃を食い止めて3対2で勝利。毎回走者を出しながらも6回途中を無失点にまとめた先発・野上が、9月初勝利となる今季8勝目をマークしました。

まずは、試合を大きく動かす本塁打を放ったオーティズと中村の打撃を振り返りましょう。

2回表に相手先発・成瀬の内角への直球を巻き込むように引っ張ると、左翼手が諦めて見上げる中、左翼席中段に飛び込む大飛球となりました。9月は3本目となる先制の6号ソロ本塁打について「このまま勢いづけばいいね」と話した通り、流れをつかむ一発となりました。

1対0で迎えた6回表には、2死1塁で4番・中村が低めの難しい直球をはじき返すと、グングン伸びていくライナーがそのまま右中間フェンスを越える23号2点本塁打に。渡辺監督はこの本塁打について「貴重な追加点となってよかった」と話しました。8月31日以来、9月初となる一発でリーグ本塁打王争いのトップを走り続けています。

タフな試合が続く中で、集中して試合に臨む選手たちが好守を連発。特に強肩の秋山が本塁を狙う俊足の相手走者・岡田と2度もしびれる勝負を展開。スタンドを大いに沸かせました。

初回、1死満塁のピンチで角中に中飛とされ、3塁走者・岡田がスタート。捕球した中堅手・秋山が思い切り本塁へ投げると、球はノーバウンドで捕手・炭谷のミットに収まり、突っ込んでくる走者に吹き飛ばされながらも球を離しませんでした。相手の先制を阻む大きなプレーとなります。

1対0で迎えた3回裏には、2塁走者の岡田が根元の中前安打で3塁も回って本塁へ。球を拾い上げた秋山は素早く遊撃手・中島を介して本塁へ返球すると、捕手・炭谷は足を入れてくる岡田をしっかりブロックしてここも生還阻止。2度に渡る守備での好勝負を制し、流れを呼び込む好守となりました。

また、3回裏はその後もピンチが広がって2死1,3塁とされ、角中に一二塁間を抜けようかというゴロを打たれます。しかし、二塁手・浅村が飛び込んで捕球すると、難しい体勢のまま素早く1塁へ送りピンチ脱出。昨日大活躍の若獅子が、今日は守備で魅せました。

今日の試合では2位・ファイターズが勝利し、3位・ホークスは敗戦。2位とのゲーム差は0.5のままですが、3位とは4ゲーム差に広げました。明日は地元での登板となる先発・石井が快投し、4連勝を決めましょう!

今日のヒーローは、中村選手です!

-貴重な、6回23号の追加点のホームラン、中村選手です。おめでとうございます。

(中村)ありがとうございます。

-ライナーですが、本当によく飛んだホームランでした。手応えはどうだったんですか?

(中村)芯で打ったので、入るかなとは思いました。

-変化球を空振りしてフルカウントになりましたが、どんな意識でバッターボックスに立ちましたか?

(中村)後ろにつなごうっていう意識でいった結果、ホームランになりました。

-9月初めてのホームラン。久々のホームランがいいところで出ましたね!

(中村)追加点が欲しいところだったので。良いところで打てました。

-これで、現時点ではホームラン王争いでさらにリードを広げるホームランになりました。

(中村)そんなことはどうでもいいので、チームが勝てれば良いです。

-チームもこれで3連勝。ますます勢いに乗ってきたようにみえますが?

(中村)一戦一戦、大事に戦っていくだけなので。3連勝している勢いを続けたいなと思います。

-おめでとうございました!

(中村)ありがとうございます!

渡辺監督コメント

今日は序盤守りで勝ったね。
3点ぐらい取られてもおかしくない試合だし、よく阻止した。
それが大きいね。

また、中村のホームランは貴重な追加点となってよかった。

野上は序盤ヒットを打たれたけど、ゲームを作ってくれた。
後ろは余計なフォアボールが多かったので修正していかないとね。

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