

vs楽天 第18回戦
連敗を避けるためにも負けられないイーグルス戦。3対5とリードされて迎えた7回表にオーティズの同点となる2点適時打で追い付き、執念を見せます。しかし、5対5で迎えた9回裏に涌井が打たれ、5対6でまさかのサヨナラ負け。涌井が抑えにまわってからは初めての敗戦投手となり、両軍合わせて27安打の乱打戦を落としました。
昨日の試合では3安打無得点に抑えられた打線。今日は2人の猛打賞を含む15安打を放ち、元気な姿を見せました。その中でも適時打を放った2人、中島とオーティズの打撃を振り返りましょう。
初回、3回表と2打席続けて安打を放った中島。調子を良くして迎えた第3打席では、勝負強さを見せました。
2対4とリードされて迎えた5回表。1死から2番・秋山が三塁打を放つと、ここで打席に入った3番・中島は2番手・加藤大に対峙します。外角低めへの難しい変化球を泳ぎながらも巧みなスイングで拾うと、打球は投手の脇を抜けて前進守備の二遊間を抜ける適時打に。「1点でも返したい場面で打てて良かったです」と振り返った一撃で、追い上げを見せます。
この適時打で猛打賞となった中島。打率を.330に上げ、2008年に記録した自身の最高打率.331を目前としています。
3対5で迎えた7回表。劣勢を跳ね返すべく、オーティズが奮起を見せました。
3イニング目に突入した2番手・加藤大に対し、この回先頭の1番・浅村が意表を突くセーフティーバントで出塁。1塁へヘッドスライディングで滑り込み、チームを鼓舞します。
すると、2番・秋山も猛打賞となる安打で続くなどして1死満塁の好機を作り、打席には5番・オーティズ。外角への直球をおっつけるように打ち返し、鋭いゴロが中前に転がる同点2点適時打となりました。「神様のおかげで同点打を打つことができました」と振り返ったオーティズ。中島と中村の後にオーティズが控えることで、相手には大きな脅威となります。
また、2番・秋山が7月29日以来となる今季4度目の4安打を記録。8月18日以来となる猛打賞で、連続試合安打も9に伸ばしています。
今日の試合で2位・ファイターズが敗れたため、ゲーム差は1のまま。連敗を止めるためにも明日の試合を落とすことはできません。再び先発マウンドへ上がるMICHEALと打線をかみ合わせ、流れを変える勝利を挙げましょう。
渡辺監督コメント
余分な点を与え過ぎている。
やるべき事をやっていない。
余計なランナーを進めるとああなる。
打線はヒットは出ているけれどもうまくつながっていない。
もう一度チーム全体を引き締め直す。