• FCログイン

閉じる

  • Lions
  • FCログイン
2012.08.28 TUE
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
0
2
0
4
0
0
0
0
2
0
0
0
0
0
1
0
R
H
6
8
3
5

vs北海道日本ハム 第17回戦

札幌ドームに乗り込んでのファイターズとの首位決戦の初戦は、岸の粘投に打線が応え、6対3と逆転勝利。3連戦の初戦を見事に制しました。首位の座キープに成功です。

先発・岸は初回から走者を背負う苦しい立ち上がり。1回裏、先頭・杉谷に右前安打を放たれますが、1死から二塁手・浅村の素早いバックトスで併殺を完成させます。

2回裏に2点の先制を許した岸は、3回裏、またしても先頭の杉谷に中前安打を放たれ、犠打で1死2塁とされます。しかし、後続を断って追加点は許しません。

同点に追い付いてもらった直後の4回裏、先頭打者に四球を与えますが、ホフパワー、鶴岡を連続三振に打ち取ると、金子誠を遊ゴロに抑えて波に乗ります。5回裏は杉谷、小谷野をいずれも直球で空振り三振に仕留めるなど、この試合初めてとなる3者凡退に抑え、良いリズムを生み出します。

勝ち越し点をもらった直後の6回裏も3人で片付けると、7回裏も四球を与えながらも無失点に抑えた岸。4回から7回に計7個の三振を奪うなど尻上がりに調子を上げていき、7回を120球、被安打4、奪三振8、与四球4、失点2。自身2010年以来2年ぶりとなる10勝に到達しました。奪三振数も124個となり、再びリーグトップに立ちました。

3回表まで相手先発・武田勝の前にわずか1安打に抑えられていたライオンズ打線でしたが、一致団結した攻撃で逆転勝利に結び付けました。

4回表の攻撃前にベンチの前で円陣を組み、武田勝攻略に向けて心を一つにした打線は、1死から3番・中島が左前安打を放って口火を切ると、4番・中村も四球で続きます。ここで5番・オーティズが鋭く打ち返した打球は、二遊間を抜ける中前適時打となって1対2。さらに2死から7番・坂田が中前安打で続いて満塁と攻め立てると、8番・炭谷がライナーを左翼手の前に運ぶ適時打。この回だけで4安打を集め、2対2と同点に追い付きました。

また、同点打を放った炭谷のバットから決勝打も生まれました。6回表、2つの四球などで2死1,2塁となったところで打席に入った炭谷。代わった相手2番手・森内の直球をたたきつけた打球は、しぶとく一二塁間を破る右前適時打に。「とにかく今日は負けたくない」という執念を込めた一打で3対2と勝ち越しに成功します。

その直後、試合を決めた一発を放ったのは、代打の代打で登場した高山でした。2死1,3塁から相手3番手・石井の直球をすくい上げた打球は、グングンと伸びて左中間席に飛び込みます。自身2007年6月30日以来となる代打本塁打は、今季第1号の3点本塁打。「試合前、岸を10勝させると野手で決めていて、そう試合に臨んだので援護点になった」と振り返る高山の気持ちが入った一打で、6対2と点差を一気に広げました。

明日も連勝して一気にカード勝ち越しを目指したいところ。大混戦となっているパ・リーグの優勝争いを大きく抜け出すチャンスです!

-今日のヒーローは、素晴らしいホームランを放った高山選手です。

-ナイスバッティングでした。

(高山)ありがとうございます。

-まず、ホームランの打席を振り返っていただけますか?

(高山)代打ということで、甘い球はしっかり打っていこうと思って、気持ち入れていきました。

-それにしても素晴らしいホームランでした。感触はいかがでしたか?

(高山)感触はもう芯だったので、(スタンドに)入ってくれって感じでした。

-そしてこのホームランが岸投手を援護するすばらしい一発になりましたが、これについていかがですか?

(高山)試合前、岸を10勝させるって野手で決めていて、そう試合に臨んだので援護点になったのかなと思います。

-今シーズン1号。それが素晴らしい場面で出ましたね。

(高山)使ってくれた監督に感謝したいと思います。

-そしてファイターズとの首位攻防3連戦の初戦、これを取りました。これは非常に大きいのではないでしょうか?

(高山)全員でチーム一丸となって、栗山も良いかたちで迎えてあげるというのが自分らの思いでやっているので、初戦とれたことは大きかったです。

-また明日からも戦いが続きます。最後に力強いメッセージお願いします。

(高山)チーム一丸となってやっているのでファンのみなさんの熱い声援と共に戦って勝ちましょう、明日も!

渡辺監督コメント

今日は、下位打線がいいところでつないでくれたね。
高山は、今日はホームランだったけど、いつもいいところでつなぐバッティングをしてくれる。
右の代打としてこれからも今日の様な使い方になると思う。

坂田は左投手も打てるし、ここまで状態がいいね。

岸は序盤、バッテリーで考え過ぎていたかな。
途中からシンプルに攻めるようになって良くなったね。
彼本来のリズムになった。
点を取られても打線が追いついて、いい流れに戻してくれた。
ピッチャーとしては、すごく勇気をもらえる。
岸の2ケタ勝利は、ひと区切りとして良かった。
ここからまた勝利を積み重ねていってほしいね。

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート