試合情報

昨日に続き京セラドームでのバファローズ戦は、「しっかりボールを見極めたからこそ点が取れた」と渡辺監督が振り返った攻撃で序盤から得点を奪うと、継投陣がリードを守り抜き、10対5で大勝。先発の石井はベテランらしくまとめて今季9勝目をマークし、自身2008年以来の2ケタ勝利へ王手となりました。また、今日の試合でファイターズが敗れたため、首位に再浮上となっています。

昨日に続いて活躍したヘルマンと坂田、そしてリーグトップタイとなる20号本塁打を放った中村の打撃を振り返りましょう。

相手先発･小松に対し、2回表に2死から7番･大崎と8番･炭谷の連打などで満塁の好機を作って1番･ヘルマンが打席へ。フルカウントから甘く入った変化球を見逃さずに引っ張ると、鋭い飛球が左翼手の横で弾む先制の2点適時二塁打となり、続く2番･秋山の2点適時打も呼び込みました。

先制打の後に「今日も大事な試合だから全力で頑張るよ」と話し、いつもの全力でプレーするスタイルを見せたヘルマン。2安打2打点1盗塁の活躍で、2試合連続となる複数安打を記録しました。好調を維持して1番打者の座を確立しましょう。

制球の定まらない相手投手陣をじっくり攻めた3回表には、6対2としてなおも1死満塁で9番･坂田が打席へ。2番手･海田の外角への球を反対方向へ打ち返すと、左中間で弾む2点適時打となり8対2。自身今季初の打点は、相手を大きく引き離す一打となりました。「満塁のチャンスで昨年は一度も打てなかったので、今年は絶対打ってやろうと思い、思いっきりバットを振りました」と振り返った坂田。今季ようやくめぐってきたチャンスで、昨年の悔しさを晴らす打撃を披露しました。

また8対2で迎えた8回表には、4番･中村が20号2点本塁打を放ち、本塁打数が李大浩に並ぶリーグトップタイに。本塁打ランキング1位の欄に、再び自身の名前を載せました。「次はもっといい場面で打ちます」と話した強い意思を胸に、次はリーグ単独トップを狙って再び大飛球を放ちましょう。

明日は岡本洋がプロ初先発となるマウンドへ。好調な打線が岡本洋を助け、同一カード3連勝を決めて首位の足場を固めましょう!

-2回表、ヘルマン選手のタイムリーヒットで2点を先制しました。さらにチャンスで秋山選手にまわってきましたが、どんな気持ちで打席に立ちましたか?

(秋山)前でヘルマンが打ってくれたので、詰まったんですけどいい所に飛んでくれたと思います。

-2年目のシーズンを迎えていますが、去年よりさらに成長著しいシーズンだと思います。その要因を教えてください。

(秋山)チームが良い状況できてますし、最初はケガで出遅れたのもあるので、チームの勢いを止めないように一生懸命ついていってるだけです。

-途中の試合経過で分かったかと思いますが、首位のファイターズが敗れたのでライオンズが再び首位に浮上しました!

(秋山)まだ試合は残っているので、今は勝つことが一番です。とにかく勝つことだけを考えてチームはやっていますので、今日は勝ててよかったと思います。

-2年目のシーズンで優勝争いまっただ中。雰囲気を味わう気分はいかがですか?

(秋山)何ともいえない緊張感もありますし、何とかしなきゃいけないという思いもありますが、とにかく勝っていくしかないと思っています。

-これからペナントレースは終盤へ入っていきます。京セラドームに駆け付けてくれたライオンズファンにメッセージをお願いします!

(秋山)今日も暑い中来ていただいてありがとうございます! 選手も僕も熱い応援に応えられるように一生懸命やっていきますので、応援よろしくお願いします!

2回、3回の得点はうちの選手がしっかりボールを見極めたからこそ点が取れた。
再奪首については、上がったり下がったりしていくので、その中で何とかついていって、大事な所で入っていければいい。

今日の石井は右バッターへのボールの精度が良かった。
前回もそうだし、良くなってきている。ゲームを作れている。

坂田はこの球場での相性がいい。初ホームランもここで打っているしね。