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2012.08.23 THU
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vs福岡ソフトバンク 第18回戦

今季最後の大宮での一戦。『大宮リミテッドシリーズ』は、投打がかみ合い5対2の勝利。満員御礼となった大観衆の声援に応え、連敗をストップしました。

8月に入って勝ち星の無かった先発・牧田が、7月25日以来となる9勝目をマークしました。その投球を振り返りましょう。

1回表は1死から明石、長谷川を連続三振に切って取ると、2回表も3者凡退に仕留めます。

3回表も2つの三振を奪うなど、1巡目をパーフェクトに抑えた牧田でしたが、4回表に連打を許して1死1,2塁とされます。しかし、ペーニャを変化球で一飛に打ち取ると、小久保は詰まった当たりの二ゴロに抑えてしのぎます。

5回表も、浮き上がるような軌道の球を駆使して2三振を奪った牧田は、6回表、自らの失策で2死1,2塁とピンチを広げてしまいます。しかし、ここも強気の内角攻めでペーニャを見逃し三振に仕留め、ポンとグラブをたたきます。

7回表は、1死から多村に右前安打を許したものの、柳田を空振り三振に仕留め、自己最多タイとなる8個目の三振を奪った牧田。躍動感あふれるマウンドさばきで、7回を106球、被安打4、奪三振8、無四球、無失点に抑える快投を見せました。渡辺監督も「非常に牧田らしい真っすぐもいったと思いますし、今日はテンポもよかった」とたたえる内容で、これで自身初の2ケタ10勝目に王手です。

打線は10安打で5得点。大宮の夜空にアーチを描いた2人の打者の活躍を振り返りましょう。

1回裏、4番・中村が、甲子園で優勝を決めた母校・大阪桐蔭高校に花を添える一撃を放ちました。2死から四球を選んだ3番・中島を1塁に置き、内角の球を振り抜いた打球は滞空時間の長い当たりとなって、左翼席に舞い降ります。「真っすぐです。先制点取れて良かったです」と、喜びをシンプルな言葉で表した主砲の19号2点本塁打で、2対0と先制しました。

また、4回裏には、相手のミスから1点を奪い、なおも2死3塁となったところで、7番・大崎が引っ張った低いライナーは、飛び付いた一塁手のグラブをはじきます。7月16日以来となる打点を挙げる適時内野安打で、4対0と点差を広げます。

この一打で波に乗った大崎は6回裏、2死から低めの直球をすくい上げるように振り抜くと、快音を残した白球はグングン伸びて右翼席の前列に飛び込みます。「思いっきり振った打球が、2年ぶりのホームランになりました。勝つためのホームランはとても嬉しいです」と語った今季第1号のソロ本塁打は、2010年4月28日以来となるプロ第2号の本塁打となりました。

7連勝と勢いづいていたホークスをストップさせたライオンズ。弾みをつけて、明日から京セラドームで迎える最下位・バファローズとの3連戦に乗り込みます!!

-今日のヒーローは、牧田投手と大崎選手です!

-まずは9勝目をマークしました、牧田和久投手です!

-今日は序盤3回をパーフェクト。素晴らしい立ち上がりでした!

(牧田)そうですね、最近ちょっと自分のピッチングができていなかったですし、初回から飛ばしていこうと思っていきました。

-そして三振の数もイニング数を上回る8つ! 球のキレ、いかがでしたか?

(牧田)真っすぐが調子良かったので、真っすぐを押してしていこうということで、三振は特に気にしてなかったです。

-大宮での先発は、久しぶりですが?

(牧田)社会人時代に慣れ親しんだ場所なので、今日は良かったです。

-社会人時代からこのマウンドは相性が良かったみたいですね!

(牧田)そうですね。自分にとっては非常に投げやすいマウンドなので、良かったと思います。

-さぁ、牧田さん、これで9勝目です。次は2ケタ勝利を懸けたマウンドになります。意気込みを聞かせてください。

(牧田)自分の勝利よりもチームの勝利に貢献するために投げるだけなので、なんとか自分の力でチームに勝ちが来ればいいと思います。

-続きましては打のヒーロー、プロ入り2本目のホームランが出ました大崎選手です。ナイスバッティングでした!

(大崎)ありがとうございました!

-まずは、そのホームランの前の4回に、小久保先輩のミットをはじくタイムリーが出ました。

(大崎)そうですね。タイムリーがなかなか出なくて、個人的にずっと苦しんでいたんですけれど、結果的にタイムリーになって良かったです。

-そして6回には2年ぶりの一発。逆風は関係なかったですね!

(大崎)そう思いたいんですけど、上手く回転がかかって伸びてくれました。

-久々のダイアモンド一周はいかがでしたか?

(大崎)そうですね。何も考える暇なく終わってしまいました。

-さて、シーズンも残り40試合を切ってきました。ますます大崎選手の勝負強さをライオンズファンは期待しています。メッセージを下さい!

(大崎)栗山さんが離脱して、僕だけでなく、みんな一人ひとりの力で、日替わりヒーローとして、チームを勝ちに結びつけていきたいと思います。そして何より、ファンのみなさまの声援が必要です。よろしくお願いします!!

渡辺監督コメント

やっぱり3連敗はなんとか阻止しようと思いました。序盤から点も入りましたし、牧田が久しぶりに本来の自分のリズムでのピッチングをしてくれたと思います。

(中村のホームランについて)チームに勇気を与えるホームランだった。今日はカーターが試合前のミーティングで皆に闘志が沸くような言葉を言ってくれたので、それでチームがよし! という雰囲気になれたと思います。

(大崎の活躍について)ほしいところでの点数だったので、非常に良かったと思います。5点取れましたが、もうちょっとチャンスがあったので良い攻撃ができればもう少し点が取れたと思います。今日は昨日、一昨日と敗戦の中での試合だったので、まずはこの勝ちということがチームとしては大きかったと思います。

(牧田のピッチングについて)ここのところ疲れが出てるかなという感じはあったんですけど、今日は下半身を粘り強く使っていました。非常に牧田らしい真っすぐもいったと思いますし、今日はテンポが良かったですね。

まだまだどこが抜け出すとか、そういうシーズンにはならないと思います。団子状態で9月へ入っていくと思うので、その中にうちも入っていけるようにまた明日から頑張りたいと思います。

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