試合情報

「西武鉄道創立100周年記念シリーズ」の初日となったファイターズ戦。西武鉄道の最新車両で使われている青と緑を基調にしたユニフォームをチーム全員が身にまといました。その記念すべき試合を勝利で飾りたいところでしたが、打線が相手先発・吉川の前にわずか2安打に抑えられ、0対3で敗れました。

今日は先発・武隈が降板した後に救援陣が試合を立て直し、最後まで逆転への望みをつなぎ続けました。中でも2番手・岡本篤が見事な働きを見せました。

岡本篤は4回表途中から先発・武隈の後を受けマウンドへ。2死2,3塁のピンチで金子誠から空振り三振を奪い、相手の攻撃を断ちます。続く5回表は相手の上位打線と対峙。1死から安打を許しますが、糸井を中飛、中田を左飛とともに変化球で打ち取ります。

3イニング目となる6回表のマウンドに上がった岡本篤。先頭に安打を打たれますが、続く代打・ホフパワーを外角の直球で引っ掛けさせ併殺打に。続く代打・稲葉も中飛に切って取り、相手の代打攻勢を退けます。2回1/3、24球を投げ被安打2、奪三振1、無四球、無失点の投球内容で、ロングリリーフの役割をしっかりと果たしました。

また、7回表途中から登板した4番手・宮田は、落ち着いた投球で相手に追加点を許しませんでした。

宮田は7回表、1死1,2塁の場面で3番手・田中の後を受け登板。田中賢を遊ゴロに打ち取り2死としますが、走者が進み2,3塁に。ここで3番・糸井と相対します。糸井の放った打球は宮田を強襲するも、グラブをはじかれながらも素早く拾い上げて1塁へ送球。厳しい状況の中、最大の危機を脱しました。貴重な左の救援投手として、存在感を示しつつあります。

打線は2安打に抑えられたものの、秋山が攻守で躍動しました。

1回裏、秋山はフルカウントから内野安打で出塁。4番・中島の打席で、吉川の1塁けん制の間に2塁を陥れ、6月10日以来となる今季4個目の盗塁を成功させます。

そして、守備ではその広い守備範囲、積極的な姿勢を十分に見せつけました。2回表、鵜久森が放った力無い飛球に対し猛ダッシュで前進。スライディングで見事な好捕を披露します。さらに8回表、2死1,2塁のピンチで鶴岡に放たれた飛球は中前へ。安打になるかと思われましたが、秋山は積極果敢に頭から飛び込みダイビングキャッチ。2つの好プレーでチームを鼓舞しました。

非常に悔しい敗戦となりましたが、明日こそは打線が今日抑えられた借りを返し、相手先発・多田野に初回から襲い掛かっていきましょう!

(武隈について)相手ピッチャーのことを考えたら、あれ以上点はやれないし、1点で我慢してくれれば良かったんだけどチェンジアップが高かった。
真っすぐの調子はいいと思ったけど変化球の使いどころと変化球の高さがちょっと。

何とかつないでいって、救援陣は0点に抑えてくれたんだけど、打つ方がやられてしまった。
これだけのピッチングをされたら厳しいけれど、それで終わらせたらだめだし、打つ方にも何か、打てなかった理由があると思う。