試合情報

7月12日の試合でホークス打線を8回途中まで無失点に牛耳り続けた武隈でしたが、今日は3回以降につかまりました。その後も得点を重ねられ、2対10と大敗。カード勝ち越しとはなりませんでした。

しかし、劣勢を跳ね返そうと、5点差を追い掛ける7回表に見せた連打は、ライオンズの底力を感じる攻撃でした。

6回までわずか3安打と打ちあぐねた大隣に対し、反撃の口火を切ったのは、7月1日以来の先発出場を果たした7番・オーティズ。2死から迎えた第3打席、初球をはじき返した打球は中前安打となります。

続く8番･炭谷の代打として送り出された高山も、真ん中高めに入った直球を打ち返す中前安打で続き、2死1,2塁と好機を拡大させます。

ここで9番･熊代にも代打が告げられ、カーターが打席へ。フルカウントから高めに浮いたスライダーを振り抜いた打球は、詰まりながらも左翼手の前に落ちる適時打となります。2試合連続で代打として結果を残したカーター。勝負強さの光る切り札として、今後の活躍が期待されます。

また、一発攻勢で1対10と点差を広げられた後の9回表にも、気迫あふれる攻撃を見せました。

先頭の6番･浅村が三遊間を破り、この日2本目となる安打を放ちます。2死まで追い込まれますが、途中出場の上本が2試合連続安打となる中前安打で続くと、1番･栗山が粘った末に中前適時打をはじき返します。主将が見せた意地の一振りで、2点目を奪いました。

明後日からは、マリーンズ、ファイターズと続く、上位チームとの6連戦が始まります。「この2試合こういうだらしない戦い方をしていてはズルズル落ちてしまうので、明日以降立て直していきたい」と振り返った渡辺監督の言葉通りにしっかりと切り替えて、ペナントレースの勝負どころに臨みたいところです。

武隈は緩急を使い、1,2回は良かったけど、あれじゃ厳しいよね。
この2試合こういうだらしない戦い方をしていてはズルズル落ちてしまうので、明日以降立て直していきたい。