

vs福岡ソフトバンク 第13回戦
今日からヤフードームでホークスとの3連戦がスタート。初回に2点を奪い相手先発・大場を早々にノックアウトすると、4回表には中村に一発が飛び出します。先発・野上をはじめとする投手陣がリードを守り抜き、3対2で逃げ切りました。
不調が続いていた主砲に、待望の本塁打が飛び出しました。
2対0で迎えた4回表。この回先頭の中村が3番手・神内の低めの直球をすくい上げると、高く上がる打球が左中間フェンスを越える16号ソロ本塁打となります。7月26日以来の一発に「ギリギリに入ってくれて本当にうれしい」と振り返った中村。7月27日から8月2日までの間、わずか1安打と調子を落としていましたが、今日の一発で本来の力を取り戻し、本塁打を量産していくはずです。
「野上は序盤に試合を壊すことはない」と評価した渡辺監督。その言葉通り、先発・野上が中盤まで粘りの投球を見せました。
いきなり2点を先制してもらった先発の野上。1回裏はバックの好守にも助けられて無失点に抑えると、尻上がりに調子を上げていきます。低めに制球された変化球を有効に使い、2回裏には小久保と多村を連続三振。続く3回裏と4回裏は続けて3者凡退に仕留めて相手に隙を見せません。
快投を続けていた野上は5回裏に無死1,2塁のピンチを迎えるも、ここは直球を使った気迫の投球で後続を仕留め、見事無失点で切り抜ける熱投。続く6回裏に1点を失いましたが、相手に試合の流れを完全には渡しませんでした。
野上は6回を投げて90球、被安打6、奪三振3、与四球1、失点1という内容。自身の地元・福岡でうれしい自己最多となる4勝目をマークしました。開幕ローテーションに入っていた石井や西口などが不在の中、穴を埋める活躍を続けている野上。今後のペナントレースを勝ち抜くためにも、野上の力投が必要不可欠となります。
今日は2位のマリーンズが敗れ、2位とのゲーム差はわずかに0.5となりました。順位をさらに上げるために、明日も勝利を収めましょう!
今日のヒーローは4勝目を挙げました、野上投手です!
-ナイスピッチングでした!
(野上)ありがとうございます!
-今日からは4位ソフトバンクとの、チームとしても大事な試合だったと思います。その初戦を任されましたけれど、気合いを込めていきましたね。
(野上)そうですね。力まず、自分のピッチングを心掛けた結果です。
-今日のピッチングを振り返ってみていかがですか?
(野上)調子自体は抜群に良いというわけではなく、悪いっていうわけでもなく、銀仁朗(炭谷)がよくリードしてくれたのでよかったです。
-地元・福岡での登板ということで、試合前からたくさんの拍手をもらっていましたね?
(野上)良いピッチングをしようと心掛けました。
-小さい頃からホークスファンで、お父様ともヤフードームに足を運んでいらっしゃったということですが?
(野上)昔はホークスファンでしたが、今はライオンズが一番です。
-福岡での勝利はうれしいのではないですか?
(野上)勝つことができたら一番うれしいので、どこでも勝つことができればいいです。
-チームはとても雰囲気が良いと思います。見えてきましたね?
(野上)一つずつ頑張って勝っていきたいと思います。
-最後にここからの意気込みをお願いします。
(野上)一つずつ全力を尽くして頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします。
渡辺監督コメント
最後に1点取られたけど、今日の1点は仕方がない。
中村はバッティング練習から良かったので今日は出そうだなと話してはいたんだよね。
野上は序盤に試合を壊すことはない。
先発として投げる体力はまだないけど、第1段階のゲームを作れるということはできるからね。
チームのバランスは良いから明日からまた頑張るよ。