

vs楽天 第13回戦
「初回の立ち上がりのリズムで良い攻撃ができた」と渡辺監督が試合後に話したように、今日は相手のエース・田中を序盤から完膚無きまでに打ち崩してわずか2イニングでノックアウト。その後はジワジワと詰め寄られるも、8回表に一挙6点のビッグイニングを作り、終わってみれば13対4の大勝となりました。
14安打を放った好調な打撃陣。その中でも、昨日も活躍を見せたヘルマン、そして秋山の打棒が光りました。
昨日2安打2打点の活躍を見せた5番・ヘルマン。相手先発・田中に対し、初回に1点を先制した後の2死2塁で打席に入ると、甘く入った直球を右方向へはじき返し、鋭いライナーが右翼線ギリギリで弾む適時三塁打となります。
その後も打線が機能して2回表までに5点をリードしながらも、徐々に点差を詰め寄られます。この嫌な展開を変える働きを見せたのもヘルマンでした。
5対3で迎えた5回表。1死2,3塁で打席に入ったヘルマンは、2番手・武藤からキッチリ犠飛を放ち、6対3。「しっかり打点を挙げようと打席に立ったよ」と振り返ったヘルマン。追い上げられている状況で、大きな意味を持つ追加点となりました。
8回表にも左中間を破る適時二塁打を放ち、2安打3打点のヘルマン。勝負強さにますます磨きがかかっています。
また、中堅手・秋山が攻守で活躍。初回に安打、5回表には二塁打を放って得点を演出すると、直後の5回裏の守りでは相手走者の生還を阻止する好返球を見せます。
8回表には8対3とリードを広げ、なおも1死1,2塁の好機で秋山が打席へ。3番手・佐竹の低めのカーブを思い切りすくい上げると、弾丸のようなライナーが右翼席に突き刺さる2号3点本塁打に。「集中しました」という秋山の一発で、勝負を決定付けました。
秋山は9回表にも安打を打ち、6月8日以来となる今季3度目の1試合4安打。長打力もある脅威の2番打者として定着していきましょう。
他にも、昨日1試合4安打の栗山が今日も3安打で猛打賞を記録し打率を.306に伸ばすと、中島も1安打2打点と連続試合安打を9に伸ばして打率を.324とし、首位打者の座を守ります。「打線の調子は良い」と渡辺監督が話した通りの勢いで、明日西武ドームで迎えるバファローズとの勝負を制しましょう!
今日のヒーローは、秋山選手です!
-3ランホームランを含む4安打猛打賞の活躍、お見事でした!
(秋山)ありがとうございます!
-8回の3ランホームランですが、良い流れで追加点を奪った後のチャンスでした。
(秋山)チャンスでまわってきたので、流れを切らないように思い切っていきました。
-この広いKスタ宮城で鋭い打球が飛んでいきましたね?
(秋山)自分でもビックリしています。
-手応えはありましたか?
(秋山)入るとは思わなかったので、ちゃんと走りました。
-4安打ですが、シングル、2ベースヒット、ホームランときました。そして次の打席が回ってきましたが?
(秋山)全然頭になかったので、最後にもう一本出たので良かったかな、と思います。
-今日は終わってみれば13得点。チームとして良い形で打線がつながりましたね?
(秋山)チームも良い状態できてると思うので、この勢いに乗ってどんどん勝っていきたいと思います。
-ライオンズは後半戦負け無し。引き分けを挟んで4連勝です! 次に向けて意気込みをお願いします!
(秋山)これから西武ドームに戻って試合も続いていきますので、とにかく勝って上を目指していきたいと思います!
渡辺監督コメント
みんながしっかりマー君(田中)相手に集中して、初回の立ち上がりのリズムで良い攻撃が出来た。
ナカジ(中島)のバントは自分で判断した。
選手がいろんな部分で考えてやっているからね。
あの場面での1点は欲しかった。
今日はクリ(栗山)が出て秋山がエンドランで初回に良い雰囲気ができた。
打線の調子は良い。
あとは先発ピッチャーが不安定だったので明日から気を引き締めてやりたい。