試合情報

Aクラスの座をかけたイーグルスとのカード第2戦目。序盤で5対2とリードを奪うも、中盤に1点差に追い上げられます。昨日と同様1点差で最終回を迎えて2人の走者を置きますが、最後は左翼手･栗山の好守で試合終了。4時間の熱戦を5対4で制しました。

攻撃では、まず3回表の集中打に注目。ヘルマンと熊代が甘い球を見逃さず、集中して打席に入る姿を見せました。

0対2で迎えた3回表。相手先発･塩見に対して2死満塁の好機を作ります。ここで5番･ヘルマンが「スライダーを狙っていたよ」との言葉通り甘く入ったスライダーを捉え、鋭いライナーを左中間に運ぶ2点適時二塁打として同点に追い付きます。ヘルマンはこの打席を含め、今季満塁時は11打数7安打19打点。無類の勝負強さを発揮しています。

この後再び満塁とし、打席には7番･熊代。内角を狙った直球が真ん中に入ったのを逃さずに引っ張り、鋭いゴロが三遊間を抜ける勝ち越しの2点適時打に。熊代は5月25日以来となる打点について「久々の逆転タイムリーはメチャクチャうれしい」と喜びをあらわにしました。

最終回に勝利を決める好守を見せた1番･栗山は、今季初となる1試合4安打を記録しました。

初回にいきなり二塁打を打って連続試合安打を5に伸ばすと、3回にも安打を記録。4回表には5対2とリードを広げる適時二塁打で猛打賞を記録します。栗山の活躍はこれにとどまらず、6回表にも詰まりながらも左前に運ぶ安打とし、1試合4安打を記録。これで打率を3割台に乗せました。リードオフマンとして、これからも安打を量産していきましょう。

昨日の激戦で継投陣を消耗し、今日も5回途中から継投に打って出る展開。苦しい台所事情を3番手･松永が救いました。

6回裏に5対4と1点差に迫られ、なおも2死1,3塁の場面で3番手･松永が登板。4番･枡田を打ち取って同点を阻止すると、7回裏も続投して3者凡退に抑えます。8回裏と9回裏は4番手･岡本篤が無失点に抑え、松永が今季2勝目。昨日仕事を果たせなかった雪辱を果たしました。

今日の勝利で、4位･イーグルスとのゲーム差を1.5に広げました。明日は相手先発･田中を好調な打線が攻略し、Aクラスの座を着々と固めていきましょう!

-4安打猛打賞の活躍、お見事でした!

(栗山)ありがとうございます!

-最後にファインプレーが出て1点差を守り抜きましたね?

(栗山)ファウルゾーンへの打球だったので、積極的にトライしようと。うまくグラブに入ってくれました。

-昨日は乱打戦、そして今日も1点差という厳しい展開が続きましたね?

(栗山)打ち合いになることは覚悟していますし、僅差のゲームでも、どんなゲームでも1点を多く取れば勝てるという意識を皆が持っているので、今日のゲームを取れたのは本当に大きいと思います。

-そんな中で貴重な追加点となるタイムリー。そして4得点となった3回の攻撃。栗山選手の4安打はチームを勢い付けました。

(栗山)今日はたまたま僕がこういう活躍をできましたが、チーム全員で戦っているので僕がとか誰がとかじゃなくてね。今日はたまたま僕だっただけです。チームの皆で勝った勝利だと思います。

-これで打率を3割に乗せました! ご自身のバッティング状態はいかがですか?

(栗山)打率の事はまだまだ先もありますし、とにかく勝つことだけを意識してこれからもやっていきたいと思います。

-後半戦負け無しのライオンズです。明日もここでゲームが行われます。意気込みをお願いします!

(栗山)選手もファンの方も、一緒に戦いましょう! 明日も勝ちましょう! ありがとうございました!

最後はよく踏ん張った。
今日は試合前に投げるピッチャーを決めていた。
展開が昨日と同じだったけど、何とか抑えてくれた。

栗山が良い形で出たね。左ピッチャーだったけど、苦にしないで1番の役割を十分果たしてくれた。
こういうゲームを勝っていかないと上との差が縮まらないし、負けなかったことは進歩したことだと思う。

松永は腕も振れていたし、今日は松永のピッチングがポイントだったね。