

vs千葉ロッテ 第11回戦
後半戦初戦は首位・マリーンズとの勝負。先制を許すも、3回裏に秋山が2点適時三塁打を放ち逆転します。その後はピンチを作りながらも要所を抑え、4対2で勝利。勝率を5割に戻しました。
投手では先発・牧田が自身5連勝を達成。打者では秋山が逆転となる適時打を放つと、中島はチーム史上初となる4試合連続猛打賞を記録しました。
先発・牧田は初回に1点を失うと、2回表、3回表も先頭打者に二塁打を浴びて得点圏に走者を置く苦しい投球が続きます。しかし、「ランナーを出しながらも粘っている」と杉本投手コーチが話した通り、ピンチを迎えながらも気迫の投球でしのぎ続ける牧田。「自分の思うような投球ができませんでした」と振り返りながらも、6回1/3を投げて93球、被安打8、奪三振2、与死球2、失点2と我慢の投球で試合を作りました。
7月12日の試合で戦線に復帰するも、これまで安打のなかった秋山。しかし、今日はプロ入り後初となる2番で先発出場し、勝利へ導く打撃を見せました。
0対1とリードされて迎えた3回裏。相手先発・グライシンガーに対して7番・大崎の安打などで2死1,3塁として打席に入った秋山は、高めの直球を思い切り振り抜いて大きな打球を放ちます。打球は右中間フェンスを直撃し、2人の走者が次々と生還。逆転となる2点適時三塁打となりました。
他にも、3番・中島がチーム史上初となる偉業を達成しています。
3回裏に秋山の適時三塁打の直後、中島が初球を引っ張って3塁線を破る適時二塁打を放ちます。すると6回裏、そして8回裏にも安打を記録し、これで4試合連続となる猛打賞。4試合連続の猛打賞は、チーム史上初、そしてパ・リーグ史上5人目という大記録となります。さらにこれで打率は.319となり、ついにリーグトップに立ちました。明日の試合でも安打を量産し、チームを勝利に導いていきたいところです。
また、永江が高卒ルーキーながら9番・二塁手で先発出場を果たしました。安打はなかったものの、堅実な守備で勝利に貢献。1軍定着に向けて大きな一歩を踏み出しました。
ここまで挙げた選手以外にも、最終回を抑えた涌井が節目となる今季10セーブ目、ヘルマンも2盗塁2安打1打点を記録するなど、投打において収穫の多い勝利となりました。また、ライオンズの試合後、ホークスが敗れたため再び4位浮上となりました。明日も首位・マリーンズをたたき、貯金生活に入って上位へ浮上していきましょう!
今日のヒーローは秋山選手と中島選手です!



-3回、逆転のタイムリー3ベースヒットが飛び出しました。ナイスバッティングでした!
(秋山)ありがとうございます!
-あのタイムリー3ベースヒットから振り返っていただけますか?
(秋山)2番として出場して、1打席目にああいう形でチャンスをつぶしてしまったので、何とか取り返したいなと思っていました。
-ということは気持ち、気迫で打ったタイムリーですね?
(秋山)後ろが中島さんなので、何とかつなごうと思っていました。
-今日は2番・秋山というスタメンのコールで、西武ドームにどよめきがありました。2番の座り心地はいかがでしたか?
(秋山)慣れないので、自分ができることを精いっぱいやろうと思いました。
-学生時代に2番の経験はありましたか?
(秋山)学生時代はありました。
-プロ入り後初の2番で、どんなことを心掛けましたか?
(秋山)つなげるように塁に出て、走れればなお良いのですが、できることをやろうと思いました。
-今日がオールスター明け最初のゲームですが、良い過ごし方ができましたか?
(秋山)ケガもしていて迷惑を掛けたので、使ってもらっていることに感謝してプレーしたいなと思いました。
-秋山選手自身も結果が出て、好スタートですね!
(秋山)とにかくチームが勝てばそれだけで良いです!
-連戦が始まりました。夏休みに入ってたくさんのちびっ子ライオンズファンも西武ドームに来てくれました。メッセージをお願いします!
(秋山)暑い中、最後まで応援して下さってありがとうございます! 上を目指していきたいので、応援よろしくお願いします!
-続きまして、今夜も3安打、中島選手です! ナイスバッティングでした!
(中島)ありがとうございます!
-まずは3回裏のタイムリー2ベースから振り返ってほしいのですが、初球でしたね?
(中島)打てる球は打っていこうと思っていました。
-その後は右方向に2本のヒット。ご自身のバッティングの状態はいかがですか?
(中島)ほどよく、良い感じで打ててると思います。
-守りの方では、永江選手がセカンドでプロ初スタメン。二遊間のコンビはいかがでしたか?
(中島)ドキドキしてると思うので、守る位置を教えるなどコミュニケーションを取りながら今日一日プレーしました。
-オールスター休みがありましたが、猛打賞が続いてますね?
(中島)ありがとうございます。
-これでオールスター前から4試合連続の猛打賞となりました!
(中島)ありがとうございます!
-ライオンズの長い歴史の中で、球団新記録になります!
(中島)本当ですか? ありがとうございます。
-今日は後半戦最初のゲームでしたが、気合が入っていたのではないですか?
(中島)後半始まってしまえば、あっという間にシーズンが終わってしまうので、一試合一試合勝っていくつもりでスタートしました。
-明日も3安打期待してよろしいでしょうか?
(中島)頑張ります!
-では、最後にライオンズファンにメッセージをお願いします。
(中島)今日、秋山のうなぎTシャツが発売されます。皆さん、買って下さい!
-明日も素晴らしいバッティングを期待しています!
渡辺監督コメント
後半戦の大事な初戦ということで、牧田が初回に点を取られたけど、その後はきっちり抑えてくれた。
序盤少しストレートが狙われている感じがあったけど、途中からは変化球を混ぜながら打ち取って、しっかり試合を作ってくれたと思う。
(7回の交代は、根元選手が)タイミングが合っていたのもありますし、今は後ろの投手の状態が良いので継投しました。
後ろをつないだピッチャーもしっかり抑えてくれたと思う。
後ろが安定することによってゲームも落ち着きますし、今はある程度打線も点が取れる状態にあるので、先行逃げ切りの形が作れれば良いと思います。
(秋山は)オールスター期間にバッティングの状態が上がってきていると聞いていたので、今日は2番に置きました。
下位からつながるチャンスで栗山が歩かされることがあるので、2番がきっちり仕事をしてくれると今日みたいな形になると思う。
ナカジ(中島)はここにきて本当に良い状態になってきているし、チームのリードオフマンでポイントゲッターでもあるので、今の状態をキープしてくれればと思う。
おかわり(中村)はもうちょっと振れてくればもっと強力になってくると思う。
本当の勝負は9月だと思うし、それまでに戦える位置にいなくてはいけない。
うちはここからが勝負だと思っているんで、明日のゲームもしっかり勝ちたいと思います。