試合情報

今日のマリーンズ戦では、0対2で迎えた9回に星秀のプロ1号本塁打が飛び出して1点を返し粘りを見せるも、反撃わずかに及ばず1対2で敗戦。連勝することができませんでした。

今日の先発は5月12日以来の1軍登板となる野上。プロ入り後自己最長イニングを投げる熱投で、チームを引っ張りました。

野上は初回に1死2塁と先制のピンチを迎えますが、両コーナーを突く丁寧な投球を展開。後続を仕留めて無失点に抑えます。石井投手コーチが「今日の野上は腕のスイングが強く、球も力強く調子は良いと思う」と評した通り、3回裏には緩急を有効に使って相手のタイミングを外し、2つの三振を奪います。

しかし、4回裏に変化球が高めに浮いたところを狙われ、大松に3号2点本塁打を許し0対2。生命線である制球が乱れ、失点につながってしまいます。

それでも、ここから崩れないのが今日の野上。再び変化球を低めに集め、5回裏をこの日初めての3者凡退に抑えると、その後も粘って相手の勢いを止めました。

今日の野上は自己最長となる7回1/3を投げて117球、被安打9、与四球1、奪三振3、失点2という内容。渡辺監督が「野上はよく粘った。あそこまでよく投げた」と評価した通り、敗戦投手にこそなったものの、援護のない中で試合を作り、最後まで逆転への望みをつなぎました。

今日は打線がつながらなかったものの、9番･中堅手で先発出場した星秀がプロ入り初となる本塁打を放ち、ベンチの起用に応える打撃を見せました。

3回表に相手先発･唐川に対し、今日チーム初となる安打を放った星秀。0対2で迎えた9回表には、ここまでライオンズの打者が苦しんできた唐川のスライダーを思い切りすくい上げた飛球が、そのまま右翼席に飛び込む1号ソロに。プロ入り初となる本塁打とし、土壇場で追い上げムードを高めました。この日チームで唯一の複数安打を記録した星秀。今日連続安打を8に伸ばした大崎とともに、下位打線に厚みを持たせる活躍が期待されます。

また、中島は今日は無安打に終わり、連続試合安打が18でストップ。自己最多だった16を更新し、ここまで4番に座ると27打数12安打。4番での役割を遺憾なく発揮しています。

明日は打線がつながりを見せて先発･石井を援護し、マリーンズとのカード勝ち越しを決めましょう。

唐川投手の調子は良くなかったと思うけど、それ以上にうちの打線の状態が悪かった。
相性といえば相性なんだけれど。

野上はよく粘った。
あそこまでよく投げた。